コンテスト
2005年WCTクイックシルバープロ Round4〜Final レポート
-9月5日(月)-
Round4からFinalまでが行われる予定のこの日も朝7時にマリブでのファーストコールとなりました。台風14号のウネリでサイズは十分。ウネリのピークが昨日だったということもあり、エクセレントウェーブが朝からブレイクしていました。しかし、天気予報では朝から雨が降るとのこと。
月曜日という事もあり、昨日よりはギャラリーの姿も減りましたが、それでも歴史的な大会ファイナルを一目見ようと、朝から続々とファンの方が足を運んできました。
■Round4ダイジェスト
Heat1はミック・ファニングがものすごい量のスプレーを飛ばす迫力あるライディングでラウンドアップ。
Heat4ではケリー・スレーター対マーク・オクルーポ。前半から攻めるオッキーがリードものの、後半ケリーが大きなセットで逆転のフローターを決めラウンドアップ!
Heat5は逆転に次ぐ逆転でアンディ・アイアンズがテイラー・ノックスを下してクオーターファイナル進出。
その他、トビー・マーチン、フィリップ・マクドナルド、トロイ・ブルックス、トム・ウィタカー、タジ・バロウもクォーターファイナルへ進出を決めました。
■クォーターファイナルダイジェスト
ここでは、ケリー、アンディ共に相手にリードを許し、ファンをハラハラさせましたが、逆転のチューブライドを決めてセミファイナルへ!
残り時間わずかになった頃に、必ずと言っていいほど形のいいセットが入って、その波をミス無く乗りこなし高得点を出す…。この日のケリー、アンディーの両者に共通して起こった現象と言えるのでは。波の神様が二人をファイナルへと導いているかのようにも感じられました。
しかし、クォーターファイナルに残っている8人のうちケリーとアンディ以外の6人は全員オージーということもあり、彼らの底力も侮れません。
■セミファイナルダイジェスト
トビー・マーチンVSケリー・スレーター
アンディ・アイアンズVSトム・ウィタカー
午前中のうちは何とか持ちこたえていた雨が強まり、大雨と化したマリブの会場。それでもここから始まる決戦を見逃すまいとする観客の熱気に包まれていました。
ケリーはダブルチューブなどをメイクし、9.97ptと9.57ptの合計19.54ptというハイスコアでひと足先にファイナル進出を決め、万全の体制でアンディとウィタカーの対戦を見守ります。一方のアンディも17.66ptで勝利し、ケリーとの一騎打ちに迎え撃つといったところ。
トビー、ウィタカーもそれぞれミック・ファニング、タジ・バロウというビッグネームを破っての堂々の3位入賞という事で、大健闘!
■ファイナル
ケリー・スレーターVSアンディ・アイアンズ
一瞬雨が小振りになり、多少良くなった視界の中に残ったのは新旧王者のケリーとアンディの2人だけ。前戦のジェフリーズベイでのファイナルで史上初のマンオンマン対決に続いて、2度目の対戦。ピリピリとした雰囲気…と思いきや、二人はラインナップでがっちりと握手を交わし、ドラマティックなファイナルヒートが幕を開けました!
アンディが2本目に乗ったライディングは、テイクオフ後すかさずチューブにプルインし、インサイドまできっちりとライドを決めて9.50ptのいきなりのハイスコア。すかさずケリーもチューブライディングを決めるが、6.83pt。
ケリーはアンディを追いかける形となりプレッシャーが。幾度となく克服してきた大きなプレッシャーの中でのライディング。
4本目に乗った波でケリーはチューブから大きなリップを3発決めて8.83ptをマークし、コンビネーションで逆転!続いて突き放すかのようにチューブからフローター、リッピングを決めて9.23pt。もうケリーの勝利が確実かと誰もが思っていました。
しかし、アンディは残り5分を切ったところで辛抱強く待った大きなセットをキャッチ!くぐったチューブは今大会最高のバレル。右手でストールしながら出口にたどり着いて右手でガッツポーズ。さらにそのまま大きくクローズセクションにあわせ、両手でガッツポーズ!なんとジャッジ5人中3人がパーフェクトを与えた9.93pt。
さすがのケリーもこのアンディのライディングに敬服したのか、アンディよりも一足先にビーチに戻ってきました。
敗れたケリーですが、その顔には悔しさは感じられず、ここ日本での素晴らしい波で行われた熱い戦いに大満足したかのような満足げな表情でした。
そしてアンディは、ラストウェーブで鮮やかなバク転を決め、歩道橋からのギャラリーの熱い声援に手を上げて応えていました。
昨年以上に恵まれたコンディションで開催された、クイックシルバープロ。日本とは思えないパーフェクトウェーブでの、アンディとケリーという2大スターによるファイナルでのチューブ合戦は、本当に見ごたえがありました。
また来年もここ日本での素晴らしい波で大会が開催される事を期待したいですね。
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