コンテスト
2005年WCTクイックシルバープロ Round3 レポート
-9月4日(日)-
今朝の7時のファーストコールは、マリブからとなりました。これは昨日に引き続き、マリブでのコンテストオンが濃厚であるということが覗えました。
この日は日曜日という事もあって、世界最高峰のサーフィンをこの目で見ようと観戦に来た人でマリブ周辺は大混雑!歩道橋の上は隙間無く人で埋め尽くされ、歩道橋下のビーチにもたくさんの人が。天気も快晴で気温もうなぎ上り、マリブ近辺のドリンクの自動販売機には“売り切れ”が続出していました。
台風14号のウネリが本格的に入ってきてサイズは昨日よりも大きく、はるかアウトでブレイク。「ウネリのサイズがマリブの限界を超えているのでは!?」との意見も聞かれ、ヒートが進むごとにコンディションはハードに変わっていきました。
Round3の開始ということで、志田下でのRound1を勝ち抜いた強豪サーファーが続々と登場するラウンド。一時も目が離せないというヒートが次々と消化されていきました。
中でも人気が高かったのは、Heat3に登場したブルース・アイアンズ。お得意のチューブこそ巻かない波でしたが、リップ、フローター、エアーと華麗な技を披露し、ギャラリーからも歓声が沸いていました。
ブルースは、エクスプレッション・セッションのベストエア賞を受賞したマルセロ・ヌネスを破り、Round4へ進出。
■最後の日本代表選手、渡辺将人もケリーに敗れる
Heat8では、日本人選手で唯一Round3を戦う渡辺将人が登場。相手はあのケリー・スレーター。渡辺将人はグーフィーながらもライトの波をバックサイドで果敢に攻めたものの、ケリーに詰め寄るだけのポイントにつながらず日本人選手の戦いはここですべて終了。
このHeatの時間帯は大潮の干潮を迎えるという頃で、会場のマリブはクローズアウトともいえるハードなコンディション。ケリーは「かなり挑戦的なコンディションだね。主催者側が中止にするか、潮が上げてくるのを待とうって判断してても、反対しなかったよ。」と語っていました。
ケリーの次の対戦相手はマーク・オクルーポ。楽しみな対戦となりそうです。
もう一つの注目の戦いがアンディ・アイアンズとデーン・レイノルズのHeat9。ケリーと同じクイックシルバーチームの一員デーンは、昨年カリフォルニア・トラッセルズで行われた「Boost Mobile Pro」でアンディを倒したことがある大物キラー。しかし今回はアンディが16.83ptとデーンを全く寄せ付けずRound4へと進出しました。
「また去年のトラッセルズみたいになるんじゃないかって、ナーバスになっていたよ。ここの波はハレイワによく似てるね。だから僕の方が少し有利だったかもしれない。それにしても本当に疲れたよ。」とアンディは語りました。
また、アンディが使用していたボードは、彼が手持ちの中で一番長い 6’2” というサイズで、それ以外はスモールコンディションを想定して 6’0” 以下のボードしか用意していないらしく、「ボードが壊れない事を願っていたよ」とも語りました。
また、この日サプライズな出来事が!Heat15に登場したタジ・バロウが、今大会唯一となるパーフェクト10のチューブライディングを披露。ギャラリーの誰もが抜けるのは難しいのでは…という速い波を、うまく出口を見つけたタジはスルリと抜けてきました。さらにもう1本は9.5ポイントもメイクし、合計19.5ポイントのハイスコアでブラジリアンのビクター・リバスを破りました。
この日はチューブインするか、アウトからインサイドまでバリエーションを付けたアクションの組み合わせでロングライドしないと高得点に結びつかないといった状況。そんなコンディションの中、きっちりと高得点を取ってくる彼らのライディングには、ギャラリーの皆さんも驚きの連続だったようです。
◆Def Tech ライブ in 部原海岸
本日のRound3の全Heatが終了した後、部原海岸にはたくさんの人が続々と集まってきました。特設ステージにて、Def Techのフリーライブが行われました。
この日の部原海岸は、コンテストこそキャンセルとなったものの、セットで頭〜頭オーバーのビッグコンディションで、たくさんのサーファーが海に入っていました。しかし、Def Techの演奏が始まり、サーファーもビーチに上がってきて一緒にライブを楽しむという光景も。また、大野修聖やクイックシルバーのライダー、ASP関係者などの姿も。
◆裏話
Heat9のアンディ VS デーン が終了後、アンディはケリー、フィリップ・マクドナルドとともにジェットスキーに乗り込むという姿が見られました。
彼らはどこへ…!?実は、彼らが向かった先は、マリブのはるかアウトでブレイクしているピーク。会場からのパドリングではとてもたどり着けないという位置でのブレイクでフリーサーフィンを楽しんだアンディとケリー。この二人でファイナルを争う事になるとは、この時は知る由もありませんでしたが、アンディとケリーは「前哨戦」という考えがあったのかもしれません。
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