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『Drug Aware Margaret River Pro』3日目 レオナルド快進撃!



現地時間4月10日、西オーストラリア州のマーガレットリバーで開催中のCT第3戦『Drug Aware Margaret River Pro』はウェイティングピリオド初日から3日連続で進行。
輝く太陽に美しい自然、インド洋からの南南西ウネリが続くメイン会場の「Surfers Point」でメンズのR3、ウィメンズのR2が消化されました。

メンズのR3では、カレントリーダーのウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)がオープニングヒートを制したのを皮切りにジョエル・パーキンソン(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)とトップシードが順当にラウンドアップ。

H4にはフィジー戦を最後に引退を表明したタジ・バロウ(AUS・写真下)が登場してナット・ヤング(USA)と対戦。ホームでの最後のイベントで好成績を残したいところでしたが、9ポイントを2本スコアしたナットが完勝。
それでもタジは優勝した選手と同じようにビーチから控え室までの道を担がれ、ギャラリーや仲間とハイタッチを交わし、その後は引退の要因にもなった愛する我が子の元に駆け寄り、ランチタイムは地元のワイナリーに向かったそうです。



「今は心地よい幸せを感じている。ホームの観客の前で勝ちたかったけどね。残りは自分にとって本当にエキサイティングな場所であるフィジーだけ。昨日、引退の表明をしてスッキリさ。自分で下した決断に満足しているし、肩の荷が下りたよ。ツアーにいる間は自分の人生にとって最高な時間だったし、素晴らしいキャリアを築くことが出来た。これから待っている自由な時間も楽しみだね」

37歳のタジ。18年間(今年で19年目)のキャリアはワールドタイトルこそ無かったものの、輝かしく、ほぼ毎年トップシードを保持。
優勝回数は11回。最高位は1999年、2007年のランキング2位。映像では1998年のシグネチャームービー「Sabotaj」が代表作。
今後のプロサーファーとしての活動はインターネットで公開されるような映像がメインとなるそうですが、その時の作品名は「Sabotaj」をもじって「Vintage」(ビンテージ)と名付けようか?と話していました。

この日のハイライトはタジのマーガレットリバーでの最後のヒートだけではなく、前日にケリー・スレーター(USA)を倒したリプレイスメントのレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA・写真最上部)が2016年のワールドチャンピオン、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)とのクロスゲームを制したり、コロヘ・アンディーノ(USA)が強いオフショアを利用してパーフェクトに近いアーリーウープをメイクしたり、R1で素晴らしいライディングを披露したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がルーキーのカイオ・イベリ(BRA・写真下)にまさかの大逆転をくらうなど、見所満載の一日でした。



エイドリアーノとレオナルドのカードは、スロースタート。ラッキーナンバーとも言える7.77をスコアしたレオナルドが僅かなリードで進行。後半は両者共に動き回り、レオナルドの波の選択が勝っていましたが、ラスト5分にエイドリアーノは二つのビッグターンで8.67をマークして逆転。しかし、その直後にセットを掴んだレオナルドが7.83を返して再逆転。僅か0.10差の緊迫したゲームでした。

「呆然としているよ。とても楽しい波。自分の全力を出し尽くしたよ。終盤にエイドリアーノはスコアを伸ばしていたから、自分も負けられなかった。最後の一本は100%の力で攻め、最後までメイクしてスコアを出すことが出来たのさ」

開幕戦で五十嵐カノアを「レペゼン(代表)東京」と紹介していたように、MCのジョー・ターペルはレオナルドを「レペゼン、ローマ」と紹介。
まだ18歳の彼のサーフィンはすでにワールドツアーでも通用するレベルであり、長年ケリーの右腕を務めているベリーからアドバイスを受けて更に強さを増していた印象でした。



すでに終了したオーストラリアレッグの2戦を見るとエアリアルよりもカービングに重点を置いたサーフィンにシフトした感があったコロヘ(写真)でしたが、前日大暴れしたジョン・ジョンに刺激されたのか、ベストタイミングで高さのあるアーリーウープを披露。5人のジャッジの内、3人が10ポイントを出したパーフェクトに近い9.83はハイライト動画や「Heat Analyzer」でチェックしてみてください。



R2ではライアン・カリナン(AUS)とのルーキー対決を制していた五十嵐カノア。
チームメイトのレオナルドに続きたいところでしたが、R3では対戦相手のジョーディ・スミス(ZAF・写真上)が付け入る隙を与えず、一本目でトレードマークのフロントサイドのビッグターンで9.17。7.17のバックアップを重ねると後半にはバレルライドから難しいセクションもパワフルかつスタイリッシュなターンで9.37。7ポイント台止まりだったカノアに対して9ポイント台を2本。トータル18.54でカノアをコンビネーションに追い込んで圧勝していました。

その他にR4進出を決めたのは、エイドリアン・バッカン(AUS)、ガブリエル・メディナ(BRA)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)、イタロ・フェレイラ(BRA)



メンズのR3の後はウィメンズの敗者復活戦R2が行なわれ、マリア・マニュエル(HAW)、ビアンカ・ベイタンタグ(ZAF)、タイラー・ライト(AUS・写真上)、ローラ・エネヴァー(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、セージ・エリクソン(USA)がラウンドアップ。

風がサイドオフ気味に振れて強まる傾向の中、タイラーが他を圧倒するレールワークで9.50を含むトータル18.00でウィメンズではここまでのハイエストスコア、ハイエストヒートスコアをマーク。

「自分に巡ってきたチャンスを活かすことが出来て本当に嬉しい。最初の8.50から良い感じで、その後もスコアを出せる波を探していたの。計算外だった9.50の波にはストークしたわ」

今シーズンのタイラーは開幕戦で優勝、ベルズで5位。カレントリーダーのコートニー・コンローグ(USA)に僅差で2位につけています。
脳出血の診断を受けてリハビリ中の兄オーウェンのためにも成し遂げたい初のワールドタイトル獲得。
R3ではステファニーとリプレイスメントのブロンテ・マコーレー(AUS)と対戦します。

ネクストコールは現地時間4月11日の7時00分(日本時間の同日8時00分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南南西ウネリが続く予報。

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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