ステファニー復活&カリッサのワールドタイトル確定! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

ステファニー復活&カリッサのワールドタイトル確定!



現地時間7月15日、フランス南西部・ビアリッツで開催されていたASPウィメンズワールドツアー第6戦『Roxy Pro』が終了。

今シーズン、全てのイベントでファイナルに進出し、その内の3つを優勝で締めくくっていたカリッサ・ムーア(HAW・写真上)が自身とライバルのサリー・フィッツギボンズ(AUS)の成績次第で最終戦を待たずにワールドタイトル獲得可能というシチュエーションでしたが、カリッサがファイナル進出を決めてサリーがSFで敗退した時点でそれが現実に!
また、ファイナルではシーズンオフに事件に巻き込まれ、不調が続いていたステファニー・ギルモア(AUS・写真下)がカリッサを敗って優勝という素晴らしい結末でイベントの幕を閉じました。

ステファニーはファイナル終了後のインタビューで、「今年は色々あって全然ダメだったから、今日の勝利は信じられないわ。誰かがタイトルを獲って私が優勝する。私の夢の中のシナリオ通りになったみたいね(笑) 凄い嬉しい。今年は本当に悪い年だったけど、今はハッピーな気分で一杯よ」とコメント。

3-4ftレンジのグッドコンディションに恵まれたファイナル。前半はハードなリップを重ねて8.00を叩き出したカリッサがリードを握ります。
ヒート中盤、ステファニーは慎重に波を選んでテイクオフを繰り返しますが、6pt止まり...。
カリッサの今シーズン4勝目が見えてきた後半、ステファニーが以前のようなスタイリッシュなサーフィンを取り戻し、8.87で逆転に成功。更に8.40のバックアップスコアも手に入れてトータル17.27でカリッサを撃沈!
小さいながらバレルもメイクして会場に集まったギャラリーを沸かせていました。



「とにかく彼女は強かった。サーフィンだって私より上手だと思ったわ。でも、頭が被るくらいの小さなバレルを抜けた時は興奮したわね。あれが全てとも言えるわ。今シーズン、全てのガールズの水準を上げた張本人を倒せたのは気分が良いわね。彼女は確実に今年最強だし、全てのイベントでファイナル進出という新記録も達成中。そんな凄いニューチャンピオンに勝てて最高よ」とカリッサとの対決を振り返ったステファニー。

表彰台では今シーズン一番のスマイルでトロフィーを高々と上げていたのが印象的でした。
ツアーにとってもステファニーの笑顔が戻ってきたのは明るいニュースと言えるでしょう。

QFでは今イベントのハイエストスコア9.17を得てバックサイドでリバース360も披露したカリッサ。
シーズンを通して見ても今までのウィメンズでは考えられなかったマニューバーとスピードで他の選手を圧倒しています。
まだ18歳のカリッサは更に上を行く可能性を秘めており、間違いなくウィメンズのレベルを上げていくことでしょう。
「素晴らしいイベントだった。ファイナルの間はずっとスマイルだったわ。あんなに喋りながらヒートをしたのは初めて。タイムアウトまでステファニーと楽しんだの。波も良かったし、ビアリッツは最高ね」とカリッサ。

マーゴ・オーバーグが1981年にハワイアンとして初めてタイトルを獲得してから30年。
ステファニーの19歳を上回る史上最年少記録と、まだ続きそうな連続ファイナル進出記録という華を添えてタイトルを獲得したことに関しては、「全てファイナルまでメイクしてタイトル獲得なんて夢みたい。小さな頃からずっと憧れていたワールドチャンピオンを今手に入れて興奮気味!こんな素晴らしいイベントを開催してくれたロキシーにも感謝しているわ。小さい頃から、まさかこんなレベルでサーフィン出来るなんて思ってもいなかったし、期待もしてなかった。本当に夢みたい」と話していました。


(写真はハイエストスコア&ヒートスコアでR1を通過したジョーディ・スミス)

なお、南アフリカのJ-Bayでは、ASPワールドツアー第4戦『Billabong Pro』がスタートし、現地時間7月15日にR1が終了。
ティアゴ・ピレス(PRT)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ミック・ファニング(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)、アレホ・ムニーツ(BRA)、カイ・オットン(AUS)、ジョシュ・カー(AUS)、ダニエル・ロス(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、ダスティー・ペイン(HAW)、ジョエル・パーキンソン(AUS)が1位通過してR3進出を決めました。

ネクストコールは現地時間7月16日の朝7時(日本時間同日午後2時)でR2のH1からスタート。
Fijiでビッグウェーブをハント中のためにR1に間に合わなかったケリー・スレーター(USA)とワイルドカードのショーン・ペイン(ZAF)が戦います。

気になる方は公式サイトでライブ中継をチェック!

ASPウィメンズワールドツアー第6戦
『Roxy Pro』結果
1位 カリッサ・ムーア(HAW)
2位 ステファニー・ギルモア(AUS)
3位 ポーリン・アドゥ(FRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)

2011年ASPウィメンズワールドツアー
『Roxy Pro』終了後のランキング
1位 カリッサ・ムーア(HAW) 55,000pt
2位 サリー・フィッツギボンズ(AUS) 48,150pt
3位 ステファニー・ギルモア(AUS) 39,350pt
4位 タイラー・ライト(AUS) 34,620pt
5位 シルヴァナ・リマ(BRA) 33,120pt


『Roxy Pro』公式サイト

『Billabong Pro』公式サイト


photo: ASP Covered Images

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。

関連キーワードで他のニュースを探す

ステファニー・ギルモア