ベスト4が決定!『Rip Curl Rottnest Search』5日目 | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

ベスト4が決定!『Rip Curl Rottnest Search』5日目

2021522wsl5
(サリー・フィッツギボンズ)
PHOTO: © WSL/Miers

オーストラリアレッグもいよいよクライマックス!

西オーストラリア州・パース沖のロットネスト島で開催中のCT第5戦 『Rip Curl Rottnest Search』は現地時間5月22日にメンズ・ウィメンズ共にQFまで進行してベスト4が決定。

島の南西部に位置するストリックランドベイは公式3-5ftレンジのクリーンなグッドコンディションに恵まれ、最高のバレルライドもあった見応えある一日でした。

サリーの8ポイントバレル

2021522wsl6
(サリー・フィッツギボンズ)
PHOTO: © WSL/Miers

今回、Rip Curlがサーチしたロットネスト島のストリックランドベイはライト、レフト共にあるリーフブレイク。
特にレフトは観光資源にもなるワールドクラスのクオリティで、この日はサリー・フィッツギボンズ(AUS)がマリア・マニュエル(HAW)とのQF・H1の後半に短いながらすっぽりと姿を隠すようなバレルをメイク。
8.33をスコアして圧勝していました。

2021522wsl3
(マリア・マニュエル)
PHOTO: © WSL/Miers

「今日は本当に楽しかったわ。あのヒートでは、ライト・レフト、バレルと全てが揃っていた。その中でも少し厚みがあって、速く走れそうなものは最高だったわ。ヒート中に本能的なサーファー・モードになって波の要求に応えることが出来たのは素晴らしい感覚よ。ヒート中にそのような波をいくつか得られたことは、本当に特別ね」

サリーは開幕戦に続き、今シーズン2度目のSF進出。
更にミシェル・ボウレズ(PYF)、ミゲル・プーポ(BRA)と並んでベストバレル賞の候補にもあがっています。

ちなみにこのベストバレル賞は数々の賞を受賞しているアシュリー・コラード、ケリー・コラードによるオーストラリアの民族楽器「ディジュリドゥ」が贈られます。

都筑有夢路は5位

2021522wsl2
(ジョアン・ディファイ)
PHOTO: © WSL/Miers

レイキー・ピーターソン(USA)のリプレイスメントとしてオーストラリアレッグの2戦目から3戦連続で出場している都筑有夢路(JPN)は初のQFでジョアン・ディファイ(FRA)と対戦。

ヒート中盤にはフロントサイドで6.10をスコアしていた都筑有夢路でしたが、試合巧者のジョアンはすぐにレフトで6.43、ラスト4分には同じレフトで7.17を重ねて勝利。
都筑有夢路はバックアップスコアを伸ばすことが出来ず、5位でフィニッシュしています。

「SFに進むことが出来て、とても嬉しいわ。有夢路は大きなスコアを出せることを証明してくれた。リプレイスメントとして失うものは何もないので、怖かったわよ。私たちは皆、トップ5に入り、年末のトレッスルズに行くことを目指している。だからこそ、ここでより多くのチャンスを得られることに興奮しているの。リクオリファイするためには最低でもQF進出が必要よ。それは常に目標であり、更に今はトップ5も目標。ここにいることが私の夢なの。可能な限りサーフィンで生活していきたいので、リクリファイは常に目標よ。そして、ワールドタイトルも獲れるかもしれないと思っているので、とにかく結果を出し続け、今年はトップ5入りを目指しているわ」

ワールドタイトル、つまり世界一に手が届く位置にいるサーファーと最後に対戦した都筑有夢路。
オーストラリアレッグ以降のCT出場は明らかにされていませんが、リプレイスメントの一番手なので、まだチャンスはあります。

今度の挑戦は東京五輪の日本代表を目指しての『2021 ISA World Surfing Games』
こちらは中米・エルサルバドルで5月29日〜6月6日に開催、すでに松田詩野、村上舜、大原洋人は日本から出発しています。

メンズはワールドチャンピオンとダークホースが残る

2021522wsl
(ガブリエル・メディナ)
PHOTO: © WSL/Dunbar

メンズサイドはモーガン・シビリック(AUS)、リアム・オブライエン(AUS)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ガブリエル・メディナ(BRA)がSF進出。

Round of 16では今シーズン限りで引退するエイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)がイタロと対戦。
クロスゲームの末に敗退したものの、まだ引退するには惜しい戦いぶりでした。

2021522wsl4
(モーガン・シビリック)
PHOTO: © WSL/Dunbar

ニューキャッスルでルーキーながらSF進出を果たしたモーガンはツアー5戦目にして再びSFの切符を手に入れることに成功。
それも前日に活躍していた先輩オージーのジュリアン・ウィルソンを倒しての進出。
リプレイスメントのリアムの快進撃も加わり、ブラジリアンが全て制しているオーストラリアレッグの流れが変わりそうな一日でした。

「勝てて最高さ。完璧に縦に当て込めるレフト、大好きだよ。前半のヒートよりも波が読みやすくなっていたよ」

ジャック・ロビンソン(AUS)、マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)を含めた3人のルーキーの中で最もコンスタントな結果を残しているモーガン。
ランキングでも11位と他のルーキーを引き離しており、今年のルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得も固くなってきました。

ネクストコールは現地時間5月23日7時15分(日本時間の同日8時15分)

WSL公式サイト

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。