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都筑有夢路がトップ通過!『Rip Curl Rottnest Search』開幕!

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(ギャビーの9ポイントエアー)
PHOTO: © WSL/Miers

2006年に歴史に残る素晴らしいバレルのメキシコ「Barra de la Cruz」を発掘したこともある『Ripcurl Search』がコロナ禍の2021年に帰ってきました!

全4戦行われるCTオーストラリアレッグの最終戦でもある『Rip Curl Rottnest Search』が西オーストラリア州のパース沖にある小さな島、ロットネスト島でウェイティングピリオド初日の5月16日に開幕!
会場は島の南西部に位置するストリックランドベイで、マーガレットリバーのメインブレイクにも似たレフトが中心のフォローな波が特徴。

初日は公式3-4ftレンジの波でメンズ、ウィンメンズ共にファーストラウンドのSeeding Roundが全て進行。
3人ヒートで上位2名がRound of 32、ウィメンズはRound of 16へ。
最下位の選手は敗者復活戦のElimination Roundで再び3人ヒートを戦うことになります。

都筑有夢路がトップ通過

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Image: WSL(YouTube)

レイキー・ピーターソン(USA)のリプレイスメントとしてオーストラリアレッグの2戦目から参加している都筑有夢路(JPN)は前回のマーガレットリバーで優勝したタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、キーリー・アンドリュー(AUS)と対戦。
波数が少ないヒートで都筑有夢路はパワフルなバックハンドを披露。ヒートのハイスコア5.23を出し、バックアップも重ねて見事にトップ通過を果たしています。

「レフトは好きよ。2本目までは長い間待ったわ。勝てて嬉しい」とヒート終了後のインタビューに答えた都筑有夢路。

ロットネスト島の名物であるなんとも愛らしい「クアッカワラビー」のことを尋ねられ、「可愛かったわ」と話していました。

最後に日本語で「勝てて嬉しいです。得意のバックハンドを披露出来るチャンスと思って楽しみます」とメッセージを発信していました。

カリッサがCT通算100イベントを達成

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(カリッサ・ムーア)
PHOTO: © WSL/Miers

ウィメンズではCT通算100イベント出場を達成したカリッサ・ムーア(HAW)が9.50のハイエストを出してマリア・マニュエル(HAW)、ワイルドカードのミア・マッカシー(AUS)を抑えて5戦連続でRound of 16行き。

CT通算100イベントの件を尋ねられると「自分がこの数字になっているとは知らなかったし、楽しんでいる時には分からなくなるものよね。最初のヒートでエクセレントレンジのスコアを獲得できたことは、とても気分が良かったわ。最初はラインナップや残りのイベントでの自分の状態を把握するのに一番神経を使うものだから」と話していました。

その他、8.83をスコアしたコートニー・コンローグ(USA)も存在感をアピールしてキャロライン・マークス(USA)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)とのクロスゲームを制し、マーガレットリバーで初ファイナル進出を果たしたステファニー・ギルモア(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)、タイラー・ライト(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)などがRound of 16進出を決めています。

メンズはギャビー、ミシェルが9ポイントをマーク

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(ヒート前のギャビー)
PHOTO: © WSL/Miers

メンズサイドは今回欠場者が4名。
オーストラリアレッグを全てキャンセルしているケリー・スレーター(USA)、コロヘ・アンディーノ(USA)の他、エイドリアン・バッカン(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が欠場。
リプレイスメントは2016年にツアーを引退したタジ・バロウ(AUS)、2016年、2017年にCT経験があるスチュアート・ケネディ(AUS)の他、マイキー・ライト(AUS)、リアル・オブライエン(AUS)
ワイルドカードはジェイコブ・ウィルコック(AUS)、ケール・ウォルシュ(AUS)の2名。

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(ミシェル・ボウレズ)
PHOTO: © WSL/Dunbar

初日のハイエストスコアはレフトの波にバックサイドで一番のバレルをメイクしたミシェル・ボウレズ(PYF)の9.63。
また、ギャビーことガブリエル・メディナ(BRA)はブザービートで9.33をスコア。
フロントサイドのビッグターンとアーリーウープで他を圧倒していました。



「二つのエアーを混ぜるのは好きだよ。最後に波に乗れて興奮したね。前のヒートは超波数が少なかったので、自分のヒートは逆に波が入ると思っていたんだ。ここの波は難しい。レフトハンドのポイントに見えてライトもある。リズムに乗り、波の知識が増えて嬉しい。これからもヒートを重ね、もっと学べれば良いね」

マーガレットリバーでは9位に終わったものの、前3戦は全てファイナル進出と驚異的な結果を残しているギャビー。
今回も優勝候補の筆頭と言えるでしょう。

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(五十嵐カノア)
PHOTO: © WSL/Dunbar

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(タジ・バロウ)
PHOTO: © WSL/Dunbar

その他、ジャック・ロビンソン、ジェイコブ・ウィルコックという西オーストラリアの神童を抑えた五十嵐カノア(JPN)を始め、マーガレットリバーで素晴らしいレールサーフィンを披露して優勝したフィリッペ・トレド(BRA)、オーウェン、マイキーのライト兄弟(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)、イタロ・フェレイラ(BRA)などがRound of 32へ。

タジ、スチュアートは久々のCTにリズムが合わずにElimination Round行きを強いられています。

ネクストコールは現地時間5月17日7時(日本時間の同日8時)
サイズダウンながらオフショアの予報なので、イベント進行が予想されます。

WSL公式サイト

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