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都筑有夢路がトップ通過!『Boost Mobile Margaret River Pro』開幕!

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(都筑有夢路)
PHOTO: © WSL/Miers

開催前から「The Box」でのフリーサーフィンの映像が公開されるなど期待されていた『Boost Mobile Margaret River Pro』がウェイティングピリオド初日の現地時間5月2日に開幕!

残念ながら「The Box」は会場に選ばれませんでしたが、南西ウネリにより朝は公式6ft、昼間には10-12ftまでサイズアップしたメインブレイクはマーガレットリバーを象徴するビッグウェーブ、ビッグマニューバー。
ビーチブレイクでの戦いが続いたニューキャッスル、ノースナラビーンとは違うCTらしい一日でした。

初日はR1(Seeding Round)が進行。
ウィメンズは全てのヒート、メンズはH10まで消化。

都筑有夢路(JPN)のトップ通過、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)のパーフェクト10、ルーキーのマシュー・マクギリヴレイ(ZAF)の活躍などが話題になっていました。

都筑有夢路がキャロラインを倒す!

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(都筑有夢路)
PHOTO: © WSL/Miers

レイキー・ピーターソン(USA)のリプレイスメントとしてノースナラビーンでCTデビューを果たした都筑有夢路はキャロライン・マークス(USA)、マリア・マニュエル(HAW)と対戦。
パワフルなレフト、バックサイドでクリティカルセクションを抉るようなターンで7.33をスコア。
終了間際にはレフトで4.23とバックアップスコアを更新してヒートの主導権を握っていたキャロラインを抜いてトップ通過を果たしました。

「波が大きかったから緊張したわ。レフトの波は好きではないの。でも、あの波が入った時、’これに乗らないと!’と思ったの。西オーストラリアは大好きよ。波も楽しいしね」

英語でのインタビューの後、日本語で「おはようございます。最初のヒートで波が大きくて緊張したけど、勝って良かったです。次も楽しみます」とファンにメッセージを送った彼女。

キャロラインはノースナラビーンのRound of 16で敗れた相手であり、まだ3人ヒートながらリベンジを果たしたことで自信に繋がることと思います。

その他、ウィメンズはタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、メイシー・キャラハン(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、イザベラ・ニコルス(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タイラー・ライト(AUS)、ブロンテ・マコーレー(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)がラウンドアップ。

ステファニー・ギルモア(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)などがR2の敗者復活戦へ。

ウィメンズのハイエストスコアはカリッサの8.33。
イエロージャージを着ている彼女は今回も優勝候補の筆頭と言えます。

JJFが10ポイントライド

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(ジョン・ジョン・フローレンス)
PHOTO: © WSL/Dunbar

開幕戦のパイプラインを制したものの、オーストラリアレッグに入ってから17位、9位とスランプが続いているJJFことジョン・ジョンは2017年、2019年に優勝、それも共に圧勝していた得意なマーガレットリバーで水を得た魚のように強さを見せ、まるでサンセットビーチのインサイドボウルのようなライトのバレルをメイク。
5人中4人のジャッジが10ポイントをつけた驚くべきライディングでミシェル・ボウレズ(PYF)、マイキー・ライト(AUS)をコンビネーションに追い込んでいました。

「とても楽しかったよ。あの波はクローズアウトするように見えたので、乗ろうか迷ったけど、実際に乗ると最後の最後でバレルになり、そのままずっと開いたままだったのさ。メインブレイクのバレルは本当に予測不可能だけど、見つけることができれば間違いなく良い。ここ数年ずっと使っているサーフボードが良い仕事をしてくれたよ」

現在ランキング3位のJJF、上位のガブリエル・メディナ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)との差を縮めるチャンスとなるか?
初日を見る限り、その可能性は十分にあるでしょう。



マシュー・マクギリヴレイがルーキーで唯一のラウンドアップ

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(マシュー・マクギリヴレイ)
PHOTO: © WSL/Miers

2021年のメンズルーキーと言えばニューキャッスル、ノースナラビーンでJJFなどを倒してジャイアントキラーの称号を与えられたモーガン・シビリック(AUS)が今のところ一番目立っていますが、ここマーガレットリバーでは流れが変わったのか、マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)がウェイド・カーマイケル(AUS)、コナー・コフィン(USA)とこの手の波を得意とする二人を相手に9.00を含むトータル17.33で圧勝。

一方、モーガンともう一人のルーキーでローカルのジャック・ロビンソンは3位敗退で敗者復活戦行きを強いられています。

「このメインブレイクでサーフィンが出来るのは本当に嬉しいことさ。一日中、波があって最高だったよ。ハワイでの試合用に作られたサーフボードでサーフィンしたけど、それが良かったね。ヒート中にこのような素晴らしい波に出会えたことに興奮している。この先も波が続き、最高になりそうだね」
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(五十嵐カノア)
PHOTO: © WSL/Dunbar

その他、ガブリエル、イタロのブラジリアンツートップを始め、フィリッペ・トレド(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ライアン・カリナン(AUS)
五十嵐カノア(JPN)などが次のR3(Round of 32)行き。
ローカルトライアルで優勝してワイルドカードを獲得したジェイコブ・ウィルコックも次に進んでいます。

ネクストコールは現地時間5月3日7時(日本時間の同日8時)
南西ウネリはピークを過ぎるものの、オフショアが持続する見込み

WSL公式サイト

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