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ナラビーンを制するのは誰?CT第3戦『Rip Curl Narrabeen Classic』直前情報

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PHOTO: © WSL/Dunbar

ニューキャッスルでのCT第2戦『Rip Curl Newcastle Cup』が終了して約1週間。
ツアー一行はニューキャッスルから東海岸を車で約2時間南下、同じNSW州のノースナラビーンでCT第3戦『Rip Curl Narrabeen Classic』が4月16日〜26日に開催されます。

ナラビーン・ラグーンと呼ばれる水域の河口に面したノースナラビーンのメインは長くフォローなレフトブレイク。

シドニーからも近いノースナラビーンにかけての海岸線はマンリー ビーチ、ディーワイなど数多くのハイクオリティなビーチブレイクがあり、1970年代からCTやQSなどのビッグイベントが開催されてきましたが、最後にCTが開催されたのは20年以上も前になります。

ノースナラビーンの波の特徴

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(4月11日、北東ウネリが入ったノースナラビーン)
PHOTO: © WSL

オーストラリア東海岸のノースナラビーンは東〜北東ウネリがベスト。
特に北東のグランドスウェルが入り、北西のオフショアによって整えば6ftまでホールドすることが可能。
ロータイド時にはバレルになることもあります。

長くフォローなレフトブレイクの他にもウネリが小さい時や南東ウネリの時にビーチ北端のリーフに向かって延びるアレイ・ライトと呼ばれるライトや南ウネリが入った時は駐車場前のライトも良くなることがあります。

ノースナラビーンの歴史

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(このラグーンがノースナラビーンの地形を形成する)
PHOTO: © WSL/Ethan Rohloff

質の高いシドニー近郊のビーチブレイクの中でも有数のスポットと言われているノースナラビーン。
過去40年間にテリー・フィッツジェラルド、サイモン・アンダーソン、ダミアン・ハードマン、ネイザン・ウェブスター、ネイサン・ヘッジ、クリス・デヴィッドソン、オジー・ライト、ローラ・エネバーなどがこの波でサーフィンを上達させ、成功の形を作っていったのです。

「90年代初頭、ナラビーンはプロサーフィンの中心地だった。業界のすべての人、世界チャンピオンまでがナラビーン出身だったよ。そのレベルを目の当たりにした子供達は、かなり謙虚になったものさ」
ネイサン・ヘッジ

「このイベントは、オーストラリアの純粋なパワーサーフィンに適していると思う。ここから輩出されるサーファーを見れば、それが良く分かるよね。勝つには爆発的なサーフィンが必要だけど、巧妙な競争力も必要さ」
エイドリアン・バッカン

エースのコメントを見ると先週の『Rip Curl Newcastle Cup』で優勝したイタロ・フェレイラ、カリッサ・ムーア。イタロと接戦を演じたガブリエル・メディナの3名は今回も優勝候補の筆頭として注目されるでしょう。

「ナラビーンで勝つためには、トータル力が必要さ。ライトとレフト、バレルもあるし、エアーセクションもある。ボード、姿勢、ヒート戦略、そしてフォームなど、すべての要素を兼ね備えた選手が優勝するでしょう。まあ、それが可能な選手は沢山いるし、願わくば自分も全てその条件を満たすことが出来ればと良いなと思うよ」
ライアン・カリナン

なお、すでに『Rip Curl Narrabeen Classic』のヒート表が公開されており、オープニングヒートには五十嵐カノア(JPN)とコナー・オレアリー(AUS)、ヤゴ・ドラ(BRA)がクレジット。
ワイルドカードで出場するミック・ファニング(AUS)はイタロとニューキャッスルでジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を倒したモーガン・シビリック(AUS)とのカードです。

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