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【世代を超えた戦い】 ケリー vs ロボ

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PHOTO:© WSL/Brent

オアフ島・ノースショアのパイプラインで開催中の2021年CT開幕戦『Billabong Pipe Masters』
新型コロナウイルスのPCR検査でWSLのCEO、エリック・ローガンを含むスタッフが陽性判定となり、一時中断された後、現地時間12月17日に再開。
一気にR4(Round of 16)のH3まで進行して翌日はトレードウィンドが強く、不安定なコンディションにレイデイがコール。
次のウネリはウェイティングピリオド最終日の12月20日に予想され、その日がファイナルデイになる見込みです。

ファイナルデイを前に早くも2021年シーズンのハイライトの一つになる可能性があるカードをWSLがピックアップ。
それは11度のワールドタイトル、パイプマスターズで7度のタイトルを獲得したケリー・スレーター(USA)とルーキーのロボことジャック・ロビンソン(AUS)のR4(Round of 16)での対戦です。

R3(Round of 32)でケリーはイーサン・ユーイング(AUS)、ロボはジュリアン・ウィルソン(AUS)に快勝。
特にロボは本戦で最大のパイプラインのバレルをメイク。9.23のハイエストスコアと17.73のハイエストヒートスコアを出して注目を集めていました。

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(ジャック・ロビンソン)
PHOTO:© WSL/Heff

ケリーのマスターズ遍歴


30年間にも渡るケリーのキャリアでパイプラインは常に重要な位置であり、いくつもの世代の選手と勝負を重ねてきました。

1992年に初の栄冠を手に入れた時はまだ10代で、その時のライバルはポッツやバートン・リンチといった偉大なワールドチャンピオン。
彼らを倒したことでケリーやロブ・マチャド、ロス・ウィリアムズ、シェーン・ドリアンのようなモーメンタム世代にツアーの主役が入れ替わり、その同世代ともパイプラインで凌ぎを削ってきたのです。

その後、数年の活動休止を経てアンディ・アイアンズ、ミック・ファニング、ジョエル・パーキンソンなどの次世代の選手とライバル関係を築いていき、特ににアンディとは永遠のライバルとして今でも語り継がれています。

更に最近ではパイプラインの申し子とも言えるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)との親子にも似たライバル関係が対戦する度に注目されています。



ケリー vs ロボ


WSLファンならご存知の通り、ウエスタンオーストラリアの神童と言われるロボは並のルーキーではなく、すでにケリーを脅かす存在です。

ウエスタンオーストラリアのスラブと言われるヘビーの波で鍛えられた彼のサーフィンはパイプラインでも超一級。
2015年、まだ17歳の時にトライアルでセカンドリーフから割れる凶暴なパイプラインを制した経験もあり、2019年には『Volcom Pipe Pro』でも優勝。
同年にVolcomファミリーにも加わった彼はパイプラインの目の前に建つVolcomハウスで毎日波をチェックしてベストなタイミングで海に入れる最高の環境も手に入れています。

来年2月で49歳になるケリーと現在ツアーで最も期待されている22歳の世代を超えた対戦をお見逃しなく!

『Billabong Pipe Masters』のネクストコールは現地時間12月19日の朝7時(日本時間の20日午前2時)です。

WSL公式サイト



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