コンテスト
ASPワールドツアー第1戦『Quiksilver Pro』終了!
オーストラリア・ゴールドコーストのスナッパーロックスで行なわれていたASPワールドツアーの開幕戦『Quiksilver Pro Gold Coast presented by Land Rover』は初日から素晴らしいバレル合戦が続いていましたが、現地時間3月5日のファイナルデイは風が悪く、残念ながら期間中で最も悪いコンディションでした。
そんな中、デーン・レイノルズ(USA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、タジ・バロウ(AUS)、ボビー・マルティネス(USA)の4人がまずはファイナルの切符をかけてSFを戦い、タジがボビーを接戦で下し、ジョーディがデーンをコンビネーションスコアに追い込んで余裕の勝利。
古株のタジと急成長株のジョーディがファイナリストに選ばれ、頂点に向けて戦いの火蓋が切られました。
ファイナルは両者共にロースコアからのスタートでしたが、ジョーディは2本目の波で6.83を出して前半の主導権を握ります。一方のタジはじっくりと良い波を探す作戦。中盤に少し奥のポジションからこの日一番のセットを手に入れ、7.40のハイスコアを叩き出します。更に次の波で6.17を重ねて逆転に成功!この時点で残り時間は10分。勢いに乗ったタジはダメ押しの8.17をメイクし、そのままファイナルが終了。
タジ(写真最上部)が開幕戦を制し、カレントリーダーに躍り出ました!
「最高!これ以上の喜びはないくらいさ!あり得ないほど素晴らしい気分だね。親友と両親がサポートしてくれたんだ。みんなの応援もあって本当に素晴らしいファイナルだったよ」とまずは笑顔で一言。
「自分のベストとは言えないけど、ファイナルで勝つためのことはやった。良い波だけを待ってターンをして無茶はしなかったのさ。ジョーディの方は最初から乗りまくって派手にやっていたよね。それもありだっただろうけど、今日はオレの”我慢作戦”が勝ったのさ(笑)。ジョーディがハイスコアを出す力を持っているのは承知の上だったよ」とタジはジョーディとの勝負を振り返っていました。
昨年のパイプマスターズにも勝利しているタジは、これで2連勝。先日バーレーヘッズで行なわれたWQSを合わせると3連勝を決めたことになります。
昨年のジョエル・パーキンソン(AUS)とミック・ファニング(AUS)、一昨年のケリー・スレーター(USA)など、ツアーの勝利の女神は限られた選手に偏って微笑む傾向にあります。今シーズンはタジが女神に選ばれたのでしょうか?
その答えは3月下旬〜4月上旬のイースターホリデー期間中にオーストラリア・ベルズビーチで開催される第2戦『Rip Curl Pro』で明確になることでしょう。
前日のR4でキング・ケリー・スレーター(USA)を倒したジョーディ(写真右上)は、その勢いに乗って初めてのファイナル進出を決めました。2008年にデーンと共にゴールデンルーキーとしてツアーにデビューしたジョーディでしたが、周囲からのプレッシャーと初めての環境に慣れず、本来の実力を発揮出来ないまま2シーズンが過ぎていきました。今シーズンは新たなコーチと共にトレーニングを重ね、アグレッシブに攻めながらも冷静な試合運びをする彼本来の武器がようやく開花してきたのかも知れません。
「初めてのファイナルにストークしたよ。波は悪かったけど、全力で勝負した。本当に良いイベントだったし、次が待ち切れない気持ちさ」とジョーディ。さらに「今年は凄い良い感じでシーズンが送れそうさ。楽しんでサーフィンして、それが良い結果に結び付いた。2位で十分だし、シーズンが終わるまで勢いをキープ出来ると良いね」と表彰台で話していました。
SFでは波の悪さに集中力が切れたのか、実力を発揮出来なかったデーン(写真左)でしたが、QFでは今イベントのタイトルホルダー、ジョエル・パーキンソン(AUS)を相手に19.20のトータルスコアをメイク。ホームのジョエルを下したにも関わらず、沢山の声援を受けていました。
「サーフボードの調子がバッチリと決まった昨日は最高だった。今日みたいな悪いコンディションでも、波を選べばハイスコアは出せると思っていたさ。でも、こんな結果に終わってしまったよ...。調子が良い奴に勝つのは容易じゃないな。立ち直るのは難しい。これが現実なんだね」とデーンはコメントを残していました。
優勝候補の筆頭だったミック、ジョエル、ケリーが敗れ、ジョーディ、デーンが活躍した今イベント。
まだ気は早いのかも知れませんが、「世代交代」は近いのかなと感じられた1戦でした。
なお、同時開催の『Roxy Pro』はココ・ホー(HAW)、ステファニー・ギルモア(AUS)、チェルシー・ヘッジス(AUS)、メラニー・バーテルス(HAW)の4人が残り、SFとファイナルが現地時間3月6日に行なわれる予定。
もちろん、ライブ中継も行なわれるので、チェックしてみては?
『Roxy Pro』公式サイト
ASPワールドツアー第1戦『Quiksilver Pro』結果
1位 タジ・バロウ(AUS)
2位 ジョーディ・スミス(ZAF)
3位 ボビー・マルティネス(USA)、デーン・レイノルズ(USA)
5位 アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、カイ・オットン(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)
photo: ASP Covered Images
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