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『2019 ISA World Surfing Games』3日目 各大陸のオリンピック出場枠が決定!

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松田詩野
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

9月9日、台風15号が関東に上陸して東海上に抜けるコースを通ったこの日。
宮崎県木崎浜で開催中の『2019 ISA World Surfing Games』は3日目を迎えてR4とR5。
敗者復活戦のリパチャージがR7まで進行しました。

日本代表’波乗りジャパン’ 松田詩野がアジア枠を獲得

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PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

コンテスト3日目は台風15号のウネリでハードコンディション。

R4に進んでいた松田詩野はペルー代表のソフィア・ムラノヴィッチ、南アフリカ代表のビアンカ・ベイタンタグに抑えられて3位敗退。
日本代表’波乗りジャパン’でもう一人勝ち上がっていた前田マヒナもブラジル代表のシルヴァナ・リマ、オーストラリア代表のステファニー・ギルモアに抑えられて3位敗退。
共にリパチャージR6行きに...。

前日のR3で4位、リパチャージR4行きとなっていた脇田紗良はニュージーランド代表のエラ・ウィリアムス、ブラジル代表のタイナ・ヒンケルなどを相手に4位敗退。
初めての『ISA World Surfing Games』は41位でフィニッシュ。

リパチャージR6では松田詩野が2位通過を果たした一方、前田マヒナが4位敗退。
前田マヒナは21位で初の日本代表での試合を終えています。

リパチャージR7ではアメリカ代表のカリッサ・ムーア、コートニー・コンローグなどと対戦した松田詩野。
勘違いでインターフェアを犯してしまい、4位敗退、結果は15位。
それでもアジアでは1位となり、2020年東京オリンピックの枠を暫定的ながら手に入れました。

なお、2020年東京オリンピックの選手選考において、『2019 ISA World Surfing Games』の優先順位は3番目。
来年開催される優先順位2番目の『2020 ISA World Surfing Games』でウィメンズのトップ6に日本から松田詩野以外の2名が入った場合、出場権が移行する可能性があります。

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松田詩野
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

全ての大陸のオリンピックの枠が決定

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ビアンカ・ベイタンタグ
PHOTO: ISA / Ben Reed

アジアの松田詩野の他、アフリカはビアンカ・ベイタンタグ、オセアニアはエラ・ウィリアムス、ヨーロッパはアナト・ルロアールが各大陸のトップになり、暫定的ながら『2019 ISA World Surfing Games』でのオリンピックの枠を手に入れました。

メインラウンドは4名に絞られる

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シルヴァナ・リマ
PHOTO: ISA / Sean Evans

ISAでは敗者復活戦のリパチャージがあるためにメインラウンドで勝ち進んでも最後に逆転される可能性があるのですが、ファイナルへの最短の道でもあるため、特にハードコンディションとなった今回は体力的にも有利と言えます。

メインラウンドのR6まで勝ち上がったのは、ブラジル代表のタティアナ・ウェストン・ウェブ、シルヴァナ・リマ。
南アフリカ代表のビアンカ・ベイタンタグ、ペルー代表のソフィア・ムラノヴィッチの4名が残っています。


リパチャージR8に残った8名

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ステファニー・ギルモア
PHOTO: ISA / Ben Reed

多くのCT選手が参加していることで試合前から予想はされていたものの、リパチャージでもCT選手は強く、オーストラリア代表のステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズ、ニッキ・ヴァン・ダイク。アメリカ代表のコートニー・コンローグ、カリッサ・ムーア、キャロライン・マークス。コスタリカ出身の選手、ブリッサ・ヘネシーと8名中、7名が残っています。
残り1名はイスラエル代表のアナト・ルロアール。19歳のダークホースです。

「チーム戦独特の雰囲気が最高ね。私たちの間には友情があり、お互いをサポートしている。個人としてサーフィンするのではなく、チームとして仕事する。時にプレッシャーを感じるけど、良い気持ちよ。ISAではジュニアだけで、このワールドサーフィンゲームスに参加するのは初めてなの。オリンピックがどんな感じになるか、素晴らしい経験が出来たわ」とステファニー。

それがJ-Bayでも、それが木崎浜でもステファニーのスタイルは一貫。
競技での強さはもちろん、サーフィンが美しいものであることを改めて示してくれています。

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リパチャージで全ての選手が勝ち上がっているアメリカ代表
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

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カリッサ・ムーア
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

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イスラエル代表のアナト・ルロアール
PHOTO: ISA / Ben Reed

初参加の中でタイ代表がトップ

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PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

2017年フランス大会の47カ国を上回る55カ国、240名している『2019 ISA World Surfing Games』
初参加のスリランカ、タイ、アメリカ領サモア、レバノンの選手の中でリパチャージR3まで進んだタイ代表のアニッサ・ティタ・フラインが最高位になりました。

「ISAにタイが参加したのは初めてなの。自国を代表することが出来て本当に嬉しいわ。今回の参加がタイでのサーフィンの普及に繋がることを願っている。多くのタイの人々はサーフィン出来ることさえも知らない。私は他の人と海での喜びをシェアしたいのよ。世界トップのサーフィンが自分のサーフィンを改善するインスピレーションを与えてくれた。国に戻ったら、早速実践するわ。タイのサーフィンの歴史は始まったばかり。これからどんどん広がってくれることを願っている。まずは私と一緒に数名の女性がサーフィンを初めてくれたら、素晴らしいわね」

ISAが目指しているサーフィンが伝統的ではない国へのスポーツとしての普及。
それが2020年東京オリンピックでサーフィンが採用されたことで確実に世界に広がっていると言えます。

コンテスト4日目の注目ヒート

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小さなファンにも紳士的な対応をする五十嵐カノア
PHOTO: ISA / Sean Evans

コンテスト3日目のファーストコールは朝7時30分。
8時にヒート開始予定。

ウィメンズのメインラウンドとリパチャージが全て進行してファイナルまで行われ、その後、メンズのR1が行われる予定。

[特設ページ]
『2019 ISA World Surfing Games』

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