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『Red Bull Airborne Bali』はジャック・フリーストーンが優勝!

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PHOTO: © WSL/Dunbar

バリ島「クラマス」を舞台としたCT第3戦『Corona Bali Protected』はR2終了後、次のウネリを待ってレイデイが続いていますが、今シーズンから3イベントでシリーズ化されたエアリアルコンテスト『Red Bull Airborne Bali』は現地時間5月17日にファイナルを迎え、本戦にも出場しているジャック・フリーストーン(AUS)が公式3-4ftレンジのファンウェーブを制して優勝。

予選ラウンドから安定した強さを見せていたジャック。
ジュニア時代から定評があった彼のエアーの技術が実ったイベント。
実は2012年にクラマスで開催されたワールドジュニアでも優勝経験があり、その時はフルローテーションエアーでパーフェクト10を2本もスコアして他の選手を圧倒。
彼にとって相性の良い場所でもあるのです。

「このイベントで優勝出来て興奮しているよ。とても楽しかったね。みんなと波をシェアしたのは最高だった。クラマスとは良い関係なんだ。この波は大好きだし、自分に完璧に合っていると思う。現時点での計画ではこの自信をメインイベントに活かし、週末に行われるだろうCTのヒートも勝ち進みたい」

第1戦のゴールドコーストで優勝したイタロ・フェレイラ(BRA)、フィリッペ・トレド(BRA)の両者はメインイベントを重視して欠場。
やはり、エアリアルは怪我のリスクが高まるために今回CTから参加した選手はジャック、ヤゴ・ドラ(BRA)の2名のみでした。

メインラウンドではR3でイタロ・フェレイラ(BRA)と対戦するジャック。
この『Red Bull Airborne』の二人のチャンピオンが対決することになります。

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ジャック・フリーストーン
PHOTO: © WSL/Dunbar

マウイ島出身の16歳、イーライ・ハンネマン、エリック・ゲイセルマン(USA)、カラニ・デイヴィッド(HAW)、イアン・クレーン(USA)、メイソン・ホー(HAW)が予選ラウンドでクリエイティブなエアーを披露してファイナルに進んでいましたが、ファイナルは波数が少なく、ランプセクションも僅かでエアーをしないでカービングをする選手も。
優勝したジャック、2位のカラニも5ポイント台とベストスコアは伸びず...。
それでもジャックのエアーリバース、カラニのアーリーウープはクオリティが高く、この二人がファイナルの主役でした。

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カラニ・デイヴィッド
PHOTO: © WSL/Dunbar

「ここにいる多くの奴らにとってベストなイベントだよね。WSLとRed Bullは最高さ。ジョシュ・カーもね。フリーサーファーやエアーのスペシャリストに彼らの才能を世界の舞台で披露する機会を与えてくれたんだ。このようなイベントは確実にパフォーマンスのレベルを引き上げてくれる。ファイナルではジャックと自分がやり合った。互いに次はもっと凄いのをやろうと試みるのは凄い良いことだね。間違いなく、今まで参加したイベントの中で最高さ」

普段ノースショアで開催されるコンテストしか参加しないカラニですが、エアリアルが得意の彼にとってこの『Red Bull Airborne』は国外に出ても参加したい魅力的なイベントなのでしょう。
予選ラウンドではヒートが始まってからゆっくりとビーチにやってきてフリーサーフィンのように入る余裕ぶりも彼らしく、クールでした。






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シルヴァナ・リマ
PHOTO: © WSL/Dunbar

ウィメンズは前日にR3が終了して早くもベスト8が決定。
波数が少なく、番狂わせが続出。
シルヴァナ・リマ(BRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)などが勝ち上がった一方、カレントリーダーのキャロライン・マークス(USA)、ディフェンディングチャンピオンのレイキー・ピーターソン(USA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)などが姿を消しています。

ネクストコールは現地時間5月18日朝6時25分(日本時間の同日7時25分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると新しい南南西ウネリが入る予報。
このウネリは19日〜20日にピークを迎えるようなので、残り数日でファイナルまで進む可能性が高いでしょう。

WSL公式サイト

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