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CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』ファイナルデイを戦うベスト8が決定!

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ジョン・ジョン・フローレンス
PHOTO: © WSL/Dunbar

今年は開幕が約1ヶ月遅くなり、ベルズとマーガレットリバーの間にバリ島を挟む変則的なスケジュールが組まれたCTのオーストラリアレッグ。

現地時間4月26日、50年以上の歴史を誇る伝統のベルズは2日間連続でヒートが進行して残すところ一日。
スラスターを生み出したサイモン・アンダーソンが優勝した1981年以来の大きなウネリは公式10-12ft、セットで15ftと発表され、ファイナルデイを戦う8名、ウィメンズは4名が決定。
朝からサイド気味の風が入り、難しいコンディションながら自然の驚異を感じさせるダイナミックな舞台で世界のトップサーファーが大迫力の演技を披露。
中でも現代のオッキーとカレンのようなライバル関係にあるガブリエル・メディナ(BRA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はR3(Round of 32)、R4(Round of 16)で9ポイントをマークして圧勝。
そして、QFではこの二人の対戦が実現します。



「ちょっと怖いほど波は大きいね。水の量が凄いし、最後まで乗るとウィンキーポップの棚の近くまでいってしまうんだ。自分にとって今日のベルズはハワイみたいな感じ。パワーがあり、風も強い。ハワイではそんな時に全てのボードを調整するのさ。クリーンなフェイスにレールをセットすれば自然にスピードが出る。こんな波は本当に楽しいよ。このような波では戦略を変えなければいけない。考え方自体を変えないとね。次のガブリエルとの対戦は凄い楽しみさ。彼は調子良く凄いスコアを出し続けている。もっと波が大きくなれば良いね」

まるでトレードウィンドが強い冬のサンセットビーチの波に乗るように縦横無尽なライディングでスコアを重ねていたジョン・ジョン。
ガブリエルとのQFは事実上のファイナルと言われており、ここをクリアすれば初のベルズのタイトルも一気に近くでしょう。
この二人の対戦はWSLファンなら絶対に見逃せいないカードです。

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ガブリエル・メディナ
PHOTO: © WSL/Dunbar

ガブリエルもベルズでのタイトルをまだ手に入れていない一人。
50年以上の歴史で僅か6名しかいないグーフィーフッターがファイナルデイに8名中4名も残っており、その中でも特別切れていたのがガブリエルでしたが、開幕戦のようにピークが早すぎて失速してしまう可能性もあるのがコンテストの怖さ。

「凄い上手くいった一方、セットを何度もくらってしまい本当に疲れたよ。良いサイズだけど、水の量が多すぎて耐えるのが難しい。こんな時はボードを折ったり、リーシュが切れたりもするよね。でも、こんな波は好きだよ。ベルズで勝つのが夢なんだ。自分の憧れの選手がここで勝つのを見ながら育った。だから、自分にとってもブラジルにとっても大きな意味があるのさ」



ブラジリアンでは2013年にエイドリアーノ・デ・ソウザが最初にベルズで優勝し、昨年イタロ・フェレイラが二人目のタイトルを獲得しています。

その他、ケリー・スレーター(USA)、ライアン・カリナン(AUS)、フィリッペ・トレド(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ワイルドカードのジェイコブ・ウィルコック(AUS)がQF進出。
五十嵐カノア(JPN)はR4でジョーディに敗退しています。

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コートニー・コンローグ
PHOTO: © WSL

ウィメンズはQFの4ヒートが進行、レイキー・ピーターソン(USA)、コートニー・コンローグ(USA)、マリア・マニュエル(HAW)、キャロライン・マークス(USA)がSFに勝ち上がった一方、ディフェンディングチャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)はマリアに敗退。
この日のウィメンズのハイエストスコアはコートニーの8.17。トータル14.17でカリッサ・ムーア(HAW)を完全に抑えることに成功。

「あのヒート中、個人的な目標を掲げたの。このイベントで上手くサーフィンはしていたけど、まだリズムには乗り切れていなかった。だから、リズムに乗り、楽しむことを目標にしたの。人間を試すような今日のようなコンディションでのサーフィンは大好きよ。サーフボードを少し変更したのも功を奏したわ」

SFのマッチアップはレイキーvsコートニー。
マリアvsキャロライン。
この中でベルズのタイトルを持っているのは2016年、2017年と2連覇したコートニーだけです。

ネクストコールは現地時間4月27日の6時40分(日本時間の同日5時40分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西〜西南西ウネリのピークは午後には過ぎる予想。
オフショアが持続して歴史に残るようなエピックコンディションも期待出来そう!

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