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CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』再開!オッキーvsカレンのドリームマッチも!

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当時のロゴまで再現させたオッキー
PHOTO: © WSL/Cestari

ウェイティングピリオド前半はウィンキーポップでの飛び飛びのヒート進行と開幕戦に続いて自然の摂理に難しい戦いを強いられると予想されていた今年のベルズ戦でしたが、ラスト2日間は過去20年で最大級、50年以上の歴史に残るようなウネリが入る予報。

その前日、兆候が現れ始めた現地時間4月25日のアンザック・デーにベルズ・ボウルズ、ウィンキーポップを利用してウィメンズのR3とメンズのR3の8ヒート。
更に往年のライバル、オッキーとトム・カレンによるヘリステージヒートと呼ばれるドリームマッチも開催。
来るべきクライマックスを前に盛り上がった一日でした。

50年以上の歴史を誇るベルズ戦の中で多くのファンが一番の名勝負と認定している1986年のSF、オッキーとトム・カレンのヒート。
スタイルvsパワー、レギュラーvsグーフィー、カリフォルニアvsオーストラリアと全てが対照的で当時分かりやすいライバル関係にあった両者の戦いはトムが勝利を収め、その年に2度目のワールドタイトルを獲得。
オッキーの方は1999年にベルズで優勝して初のワールドタイトルを獲得した経緯があります。

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永遠のスタイルマスター トム・カレン
PHOTO: © WSL/Cestari

実は2014年のJ-Bayでも二人は対決しており、素晴らしいコンディションでトムが当時のスタイルのままディープなバレルをメイクして10ポイントをスコアして圧勝。
その日は他界したばかりの「Searching for Tom Curren」を代表作とするフィルムメーカー、ソニー・ミラーの誕生日にあたり、勝利を捧げるような形に。
一方のオッキーはリベンジを果たすために再戦を望み続け、ようやく叶った特別な日に当時の「BILLABONG」のロゴまで再現させて’レイジング ・ブル’の異名を持つバックサイドターンで世界中のファンを魅了。
あれから5年後、1986年から数えると約30年後のベルズ戦で見事に勝利を収めることに成功しました。

「最高に楽しい対戦だったよ。今週はずっとトムとこのヒートを待ち続けたんだ。海や陸でもお互いを牽制したりして戦ったヒートに勝てて嬉しいね。実は私達の対戦はお互い10勝ずつだったんだ。今回のヒートで自分が11勝、彼は10勝になった。本当に嬉しいよ」

ちなみにこのヒートの最中はケリーがMC席で解説していましたが、もし、自分が同じようなヒートをするならば、アンディはいないし、ロブ・マチャドとは違うかな。サニー・ガルシアだろうねと話していました。

オッキーとトム・カレンによるヘリステージヒートのフルリプレイは以下のリンクで。

Full Replay: Occy Wins Bells Heritage Heat

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ステファニー・ギルモア
PHOTO: © WSL/Dunbar

ベルズ・ボウルズで朝の内に進行したウィメンズのR3では今シーズンのフォーマットの変更によって利用しやすくなった2つのヒートを同時進行できる「オーバーラッピングヒート」でレイキー・ピーターソン(USA)、ココ・ホー(HAW)、カリッサ・ムーア(HAW)、コートニー・コンローグ(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、マリア・マニュエル(HAW)、キャロライン・マークス(USA)、ブリッサ・ヘネシー(CRC)が勝利。

「ゴールドコーストとベルズの合間、本当に良い波に乗っていなかったの。今日は久々の良い波でリズムを掴めたわ。明日は凄い大きい波になるようね。’50年に一度の嵐’と聞いているわ。恐ろし響きよ。私にとって良いことはその大きな波でも使えるサーフボードを2〜3枚持っていること。そして、シェイパーのダレン・ハンドリーがゴールドコーストから私が使用するボードを沢山持ってきてくれる約束なの」

リサ・アンダーソンに並ぶ4度の最多優勝記録を持つステファニー。
彼女のサーフィンはツアーで最も好きというホノルアベイのようなオープンフェイスのライトのポイントブレイク、それもサイズが上がれば上がるほど真価を発揮するため、巨大なベルズ・ボウルズでどんなライディングを披露してくれるのか、楽しみにしておきましょう。

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ケリー・スレーター
PHOTO: © WSL

ウィンキーポップで8ヒートだけ進行したメンズR3はルーキーと返り咲き組み、ワイルドカードの活躍が目立ち、開幕戦で5位に入ったセス・モニーツ(HAW)を始め、ピーターソン・クリサント(BRA)、ライアン・カリナン(AUS)、ジェイコブ・ウィルコック(AUS)、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)
その他、フィリッペ・トレド(BRA)、コナー・コフィン(USA)がラウンドアップ。
開幕戦で最下位となったケリーはジュリアン・ウィルソン(AUS)に勝利。
一方、開幕戦で2位になったコロへ・アンディーノ(USA)は早くも姿を消すことに...。

「ワールドタイトルを争うようなヒートだと思って本気で勝ちにいったよ。という理由ではないけど、二人共ゴールドコーストの穴埋めをするためにここで本当に良い結果が必要だった。あのヒートは忍耐力のゲームから始まり、結局彼が崩れた形だったね。自分にとって最初の良いサインだったし、彼は良い波さえも見送ってしまった。全てが自分にとって良い方向に向かい、勝利を手に入れたんだ。自信を取り戻すのは良いことさ。明日は凄い大きくなるようだね。誰も分からないけど、20年間で最大と言われている。経験が豊富な自分にとって大きな波はアドバンテージになるし、楽しみだよ。ベルズにとって大き過ぎるウネリにならないことだけを祈る」

怪我から復活してCTフル参戦は最後のシーズンになるかもしれないと言われているケリー。
マーク・リチャーズ、ミック・ファニングを上回る5度目の最多優勝記録も本気で狙っていることでしょう。

オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西〜西南西ウネリのピークは現地時間4月26日の後半になる予想。
この日はオフショアからサイドショアに変わるなど風が不安定になる見込み。
27日は南西〜西南西ウネリがゆっくりと弱まり、オフショアの予想。
歴史に残るようなコンディションになる可能性もあるので、ライブ中継をお見逃しなく!

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