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QS6,000『Vissla Sydney Surf Pro』大原洋人、脇田紗良、前田マヒナがベスト8入り!

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ベスト8入りを果たした大原洋人
PHOTO:© WSL/ Dunbar

現地時間3月23日、オーストラリア・マンリー ビーチを舞台としたQS6,000『Vissla Sydney Surf Pro』並びにウィメンズQS6,000『Sydney Women’s Pro pres. by Sisstrevolution』は順調にスケジュールを消化してQFを戦うベスト8が決定!
夢の舞台であるCTのクオリファイに重要なハイグレードのQSで大原洋人、脇田紗良、前田マヒナと3名の日本人選手が快進撃を続けています。

イベント序盤から続いているスモールコンディションに大きな変化は無く、夏のシドニーらしい戦いとなったこの日。
3人ヒートからマンオンマンに変わった最初のラウンド、R5で大原洋人は昨年リクオリファイを逃したイアン・ゴウベイア(BRA)と対戦。風の影響が入った難しい波で序盤にフロントサイドのフルローテーションエアーをメイク。1マニューバーで8.77をスコア。イアンがロースコア止まりで苦労する中、中盤には難しいセクションでのターンからフィニッシュで再びエアーリバース。着地も安定したこのライディングにジャッジは8.50をコール。
この日のハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアでイアンをコンビネーションに追い込んで圧勝!

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ヒート終了後の大原洋人&イアン・ゴウベイア
PHOTO:© WSL/ Dunbar

「8.77を出した後は少しリラックスして戦えたよ。良いバックアップスコアを揃え、更に最高の波に乗って勝つことが出来た。QFに進めてストークしているし、このイベントで優勝を目指している。この大観衆と全てのファンが大好きさ。このビーチで声をかけられるなんて予想もしていなかったで、最高の気分さ」

2015年の夏、カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催された『Vans US Open of Surfing』で優勝して一躍時の人になった大原洋人。
あの時も日本では信じられないような大観衆を前に快進撃を続けていましたが、今回も同じ流れになるのか?
次の相手は9位になった先週のニューキャッスルから同じヒートに重なることが多い宿敵のマット・バンティング(AUS)
最も嫌な相手ながら、ここをクリアすれば大きな自信にもなり、久々のハイグレードの優勝も見えてきそうです。

その他にQF進出を決めたのはQSランキングトップのジャドソン・アンドレ(BRA)、ジェシー・メンデス(BRA)、元CT選手のスチュアート・ケネディー(AUS)など。

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QF進出を決めた脇田紗良
PHOTO:© WSL/ Dunbar

ウィメンズの『Sydney Women’s Pro pres. by Sisstrevolution』はニューキャッスル同様にCT選手が強く、ベスト16の時点でマリア・マニュエル(HAW)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ブロンテ・マコーレー(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRC)、キャロライン・マークス(USA) とCT選手が5名も残っていました。

そんな中、R5で脇田紗良はニューキャッスルで5位に入り、QSランキング4位のアリッサ・スペンサー(USA)と対戦。
前半に7.33、8.00とハイスコアを揃えた脇田紗良が1.03の僅差ながらラウンドアップ。
今年はオーストラリアのセントラルコースト・アヴォカビーチで開催されたQS3,000『Sisstrevolution Central Coast Pro』でファイナル進出を果たし、好調の彼女。
次の対戦相手は元CT選手のアレッサ・クイゾン(HAW)です。

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会場のマンリービーチ
PHOTO:© WSL/ Dunbar

五十嵐カノアと同様に2020年東京オリンピックを考慮して日本に国籍を変えている前田マヒナはR5で優勝候補の筆頭、キャロライン・マークス(USA)と対戦。
一本目で8.83のハイスコアを出してトータル13.03で逃げ切り、次は昨年フランスのCTにワイルドカードで出場したヴァヒネ・フィエッロ(FRA)と戦います。
ワールドジュニア『Jeep World Junior Championship』で優勝したばかりのアップカマー。
ちなみに前田マヒナ自身も2014年にワールドジュニアで優勝経験があります。

「あのヒートでは最初にスコアが出たから、本当に自信を持って戦えたわ。キャロラインは世界のベストサーファーの一人でしょ。だから、最初からやってやろうと思っていたのよ。あれで計画が全て上手くいったわ。結果を残すことに苦労していたから、やっとここまで進めて嬉しいわ。今年の目標はクオリファイ。この結果は私の助けになるし、この勢いを維持したい」

2015年にQS6,000での優勝経験があり、ワールドジュニアの優勝も重なってクオリファイは固いとも言われていた前田マヒナでしたが、その年のQSランキングは11位と僅かに届かず、翌年からは20位前後を彷徨っていました。
大原洋人と同年代の彼女の可能性は無限大。「サーフィン界の大坂なおみ」のような存在にもなり得るでしょう。

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ケリー・スレーター、トム・キャロルを交えたサーフセッションが開催
PHOTO:© WSL/Smith

なお、カリフォルニア・ハンティントンビーチではQS1,500『Jack’s Surfboards Pro』が開催中。
五十嵐カノアをはじめ、仲村拓久未、三輪紘也、小笠原由織、野呂海利、上山キアヌ久里朱、森友ニ、金沢呂偉など多くの日本人選手が参加しています。
こちらも吉報が入り次第、お伝えします!

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