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パイプライナーインタビュー:ブルース・アイアンズ


2001年コンテストシーズンの最後を飾ったパイプラインマスターズ。70年代から行われているこの名誉ある大会、今年パイプマスターに輝いたのは地元ハワイ・カウアイ出身のブルース・アイアンズでした。今回はそのブルースのインタビューをお届けします!!アンディとセミファイナルを戦い、いろいろあったようですが、実際どんな感じだったのでしょうか!?

−優勝おめでとう、ところでなにがミソだったの?

ブルース:
分からないよ。ただ、バレルライドしてただけ。バックドアでバレルに入ったら高得点が出ててたから、それを一日中狙ってた。

−何かスペシャルな事が起きる予感はあった?

ブルース:
今日の朝はサイズが2倍から3倍くらいあったから、パイプの方が良かったけど。ヒートごとに使ったボードは短いのになっていって、最後はバックドアの方がバレルの中に長く居れたんだ、だからそれをずーっと狙ってた。

−兄貴と戦ったセミファイナルだけど、ファイナルの前に大した事なかったって言ってでしょ?でも、ビーチからは違うように見えたかも。とにかく、自分が立っていた所からは確かになにかが起こったように見えた。あの、君とアンディがクロスオーバーした1本は、君たちのどちらか、または両方にインターフェアーをコールするべきかジャッジを惑わせた。その時はどんな感じだったの?

ブルース:
兄貴はトリプルクラウンを勝ちにいってて、俺はファイナルまで行こうとしてた。あの波が入ってきて、あれは俺の波だったけど兄貴も欲しかったんだ。兄貴は左からパドルしてきたけど俺は「冗談じゃねぇ、これは俺んだ」って最初に立ち上がったんだ。彼は何かやろうとしてたけど、なんてことはないよ、ただ競い合ってただけ。

−その後のファイナルに望んだときはどんな感じだった?ケリーとCJとジェイミーとラインナップへ向ったとき。簡単に行く事にはならなかったと思うけど。

ブルース:
ケリーがセミファイナルで短いボードを使っていたから、俺は短いのを選んだんだ。バレルをゲットしてからターンもしなきゃならないと思ったから。ケリーと当たったのはあれが初めてだったから、ストークしたよ。あの人はクソみたいな日でも9点10点出すから、彼がいいの乗らなくって良かった。

−最初の2ウェイブを君とケリーでピークを分けて、彼がパイプへそして君がバックドアへ行った。君は2本立て続けにヤバイのゲットしたけど、バックドアがよかったのは分かっていたの?

ブルース:
ずーっとバックドアがいいって分かってたよ。ほとんど右側へ行こうと専念してたら、ケリーが左へパドルしていったんだ。で、バレルに入ってターンも入れた、それが自分をいいリズムにしてくれて、バックドアに集中できたんだ。

−最後9分くらいでケリーが6.36以上だせば逆転だったけど、ケリーを近寄らせてはならないというプレッシャーはヘビーだったでしょ。

ブルース:
そうだね(笑)。ラインナップで待ってたときは何も聞こえなくって、それで突然あと6〜7分残ってるって聞こえたんだ。あれは長い、神経に良くない時間だったよ。俺は「彼はジェイク(パターソン。ブルースは1998年のパイプラインマスターズで最後の波で逆転され2位になった。)をヤルつもりだって考えてた。それで、最後の最後になってセットが入ってきたから、俺は「おいおい、ホントかよ、またアレでやられるのか」って感じだった。そうならないように祈ってた、それでそうならなかったからすごくストークした(笑)。

−自分が勝ったのを最初に分かったのはいつだった?カウアイボーイズが騒いでいたとき?それか最後のケリーの1本を見ていたの?

ブルース:
仲間が叫びまくってたのは聞こえて、それでヒートが終わったんだけど、それでビーチをみたら「うぉー」ってすごかった。俺も狂った。

−相当クレイジーだね、ジェイクとやったときも君の仲間は同じくらい狂ってたけど、最後の3秒で状況が変わったからね。

ブルース:
うん、だけど今年はもっと仲間がきてたから、さらに狂ってたよ。

−ケリーが落ちる度に彼らは叫んでいたよ。何が起きていたかずっと分かっていた?

ブルース:
最初はケリーが何かメイクして叫んでるのかとおもったけど、丁度俺はダックダイブしたときにケリーがテイクオフしてその時も狂ったノイズが聞こえたんだ。だから、いいの乗ったなっておもって振り返ったら彼はクソ食らってた。だから彼らがゴーイングオフしてただけだって分かったよ。

−最後はマンオンマンみたいな感じだったでしょ?

ブルース:
そうだね、最後ジェイミーとCJは厳しいって聞こえたから、彼らは1歩引いたんだ。俺とケリーだけがパドルし続けた。ジェイミーが1回助けてくれて、ケリーを左側にキープしてくれてたんだ、あれにはストークしたよ。良かった。

−2001年パイプラインマスターチャンプとして仲間に担がれてビー チへ上がってきた感想は?

ブルース:
あいつらみんな一緒に生活してるようなもんで、カウアイ出身で、そこで毎日みんなでハングアウトしてるから、みんなが寄って来て担いでくれたときは、マジでいい気分だったよ。自分が肩の上に乗る人間になるとは思ってなかったから、でもヘビーな経験だったよ。

−あのフォスタービールの味は?

ブルース:
頭に10本食らって口にはいったのは0.5本。

−ここ2年くらい君のWCT欠席の話がかなり出ていたよ。タヒチとここパイプに参加して、ヒートをリードして波乱を起こしていたけど、WQSを真剣にフォローすることは考えてないの?

ブルース:
それは大事だと思うけど、チョプーやここでサーフすることの方が興奮するし、小さいオンショアでサーフィンするのにモチベーション上げるのはハードだよ。それは、パイプとかとは全く違うからね。トライするけど分からない。クソ波のコンテスト全てがいい波になってくれれば、それは助けになるけど。

−兄弟がワールドタイトル候補だったことは、自分もWCTに上がって競いたいと刺激したんじゃない?

ブルース:
クソ波では、兄貴の方がコンテストサーファーとして俺より上だと思う。兄貴はそんなコンディションでも冷静に3本まとめてビーチに帰ってくるけど、俺はキレて最悪の波を掴んじゃうから。

−君たちの兄弟はトリプルクラウン3戦中2戦で勝って、両親は驚いてるんじゃない?

ブルース:
興奮しながらインターネットでずーっと見てたみたい。

−最後に、この後数ヶ月の予定は?

ブルース:
パイプでWQSの試合があるから、それを待ってでるつもり。それをフォローしていい年をスタートできたらいいね。そのあと、オーストラリアへ行って勢いに乗っていけるようにトライするよ。

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