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『2018 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』3日目 波乗りジャパン全ての選手がラウンドアップ!

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現地時間10月29日、カリフォルニア・ハンティントンビーチを舞台とした『2018 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』はコンテスト3日目。
新しい南南西ウネリが入り、3-5ftレンジの十分なサイズに風も弱く、グッドコンディションに恵まれた一日でした。

ガールズのR1の残りヒート終了後にボーイズのR2が全て行われ、その後日没前までにガールズのR2、18歳以下が11ヒート。16歳以下が8ヒート進行。

日本代表「波乗りジャパン」は、ガールズのR1の残りヒート、18歳以下では西元ジュリ、野中美波、16歳以下では松田誌野が戦い、全て1位通過でR2進出!
前日に他の代表もラウンドアップを決めていたため、全てR2に繋げることに成功。

ボーイズのR2でも良い流れは変わらず、18歳以下では上山キアヌ久里朱が1位通過。
同ヒートに重なった安室丈、森友二は見事にワンツーフィニッシュを飾り、全てR3進出。
16歳以下でも平原颯馬、金沢呂偉が1位通過、伊東李安琉が2位通過と全ての選手がラウンドアップを決めています。

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(日本でもお馴染みのベン・ウェイからインタビューを受ける平原颯馬)

「ウェイドのコーチで良い波に乗れて良かったです。日本だと千倉の波に似ています。みんな勝っているので今年は金メダルをとりたいです。次も必ず勝つので、応援お願いします」

二人のイスラエル代表などとヒートを戦った平原颯馬はMCをうならせるレールワークで7.00をスコア。
トータル12.77の圧勝。
次のR3では強豪アメリカ代表などと対戦します。

平原颯馬の次のヒートでアルゼンチンやメキシコ代表などと戦った金沢呂偉は序盤にスコアした6.00。
このヒートは波数が少なく、難しい勝負でしたが、先行したおかげで落ち着いて戦えたようです。

「一本目から6点出たので、次も安定して決めれるように意識しました。颯馬が先に勝ってテンションも上がりました。自分もやってやろうという気持ちになりました」

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ガールズのR2、18歳以下は川合美乃里、西元ジュリ(写真上)がラウンドアップ。
野中美波はこの日行われなかった最終ヒートにクレジットされていたため、明日以降に持ち越し。

16歳以下は前日のR1でハイエストスコアの9.17並びに17.44のハイエストヒートスコアをマークして話題になっていた中塩佳那だけ出番があり、2位通過でR3へ。
松田誌野、脇田紗良は明日以降に持ち越し。



前日に中塩佳那が出した9.17のハイエストスコアを更新したのはフランス代表、18歳以下のボーイズに出場しているジャスティン・ベレット。
9.53のハイエスト、トータルでは16.36。
R1で17.44を出した中塩佳那が依然全てのクラスのトップを維持しています。

前日のニュースでもお伝えした通り、このISAジュニアのタイトルは1980年のトム・カレン(USA)を筆頭にステファニー・ギルモア(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、マット・ウィルキンソン(AUS)、オーウェン・ライト(AUS)、ガブリエル・メディナ(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)など数多くのスター選手が獲得。

その中の一人、ガブリエルの妹、ソフィア・メディナが今回ブラジルのガールズ16歳以下に代表選手として参加しています。

「初めてブラジル代表としてサーフィンすることに興奮しているわ。兄のガブリエルはこのイベントで優勝経験がある。私はまだ小さいけど、もっと上達して彼の足跡を辿りたい。初出場の今回の目標は学ぶことと友達を作ることよ。もちろん勝ちたいけど、みんな手強いわ」

12歳で『2018 Urban Research ISA World Surfing Games』のアメリカ代表に選ばれ、13歳で今イベントにも出場してR3進出を決めたケイトリン・シマーズと同じ年のソフィア。

ガブリエルのInstagramでは仲の良い姿が頻繁にポストされているために顔だけは知っている方も多いでしょうが、すでに兄と同じ「Rip Curl」がスポンサーにつき、ブラジルで開催された『Rip Curl Grom Search』で優勝経験も。
兄と違うナチュラルスタンス、まだサーフィンは荒削りでリパチャージ行きを強いられていますが、数年後には優勝を狙える選手に成長している可能性も十分にあります。

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なお、コンテスト開催中は映画上映会・音楽ライブ・ハロウィーンパーティーなど一般参加も可能な様々なイベントが行われる予定。
28日には『Surfrider Foundation』によるビーチクリーンが行われ、拾われたゴミによってビーチの特色が明確に。
ストロー、ペットボトルのキャップなどのプラスチックゴミの他、タバコの吸い殻、子供用の砂遊びの道具が目立っていました。

現地時間10月30日もコンテストは進行予定。
7:30〜17:00(日本時間は翌0:30〜10:00)に開催され、公式サイトでライブ中継が配信されます。

2018 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship
オフィシャルサイト

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(16歳以下ボーイズ 平原颯馬)

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(16歳以下ボーイズ 伊東李安琉)

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(18歳以下ガールズ 野中美波)


photo:ISA

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