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ウィメンズCT第7戦『Vans US Open of Surfing』開幕! QS10,000は五十嵐カノアがベスト16入り!

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PHOTO: © WSL/Morris

カリフォルニア・ハンティントンビーチを舞台とした真夏の祭典『Vans US Open of Surfing』が今年も開催!
現地時間7月30日からスタートして連日同じようなスモールコンディションでメンズQS10,000は着々と進行。
オンホールドが続いていたウィメンズCT第7戦の方は現地時間8月3日にようやく開幕して初日はR1とR2が終了しました。

R1ではカレントリーダーのステファニー・ギルモア(AUS)を始め、ジョアン・ディファイ(FRA)、リプレイスメントのポーリン・アドゥ(FRA)、マリア・マニュエル(HAW)、ルーキーのキャロライン・マークス(USA)が1位通過でR3進出。
コートニー・コンローグ(USA・写真最上部)は怪我から復帰後、初のラウンドアップ。7.00のハイエストスコアというボーナスも!

「R2をスキップ出来てストークしている。今日の午後にもう一度ヒートを行いたくなかったし、母と兄弟の前で頑張ったわ。勝つために全力を尽くしたの。対戦相手のカリッサのJ-BayとSupergirl(カリッサが優勝した直近のQS)のサーフィンを見て厳しい戦いになると思った。真っ向から勝負してくるだろうなとね。今はコンテストに戻ってきた時から比べて自信が湧いてきたわ。まだ回復途中だけど、心身共に凄い良い感じだった」

カリッサ・ムーア(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)を相手にローカルナレッジを活かして勝利したコートニー。
今イベントを含めて残り4戦。現在のランキング16位をどこまで上げることが出来るのか?
今年は4戦欠場しているために来年は怪我人によるワイルドカードが与えられることが予想されますが、彼女の実力が発揮されれば自力でのリクオリファイも十分にあり得るでしょう。

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PHOTO: © WSL/Morris

6戦中3勝でカレントリーダー、レイン・ビーチェリー に並ぶ7度目のワールドタイトル獲得の期待が高まっている今年のステファニー(写真上)
ディフェンディングチャンピオンのセージ・エリクソン(USA)、ワイルドカードのキラ・ピンカートン(USA)を相手にインサイドで手堅くスコアを重ねる戦略で勝利。
この日のハンティントンビーチはコシ〜ハラサイズのオンショア。ステファニーでさえハイスコアを出すのが難しく、2位のセージとの差は僅か0.96ポイントでした。

「厳しかったわ。セージのバックハンドはとても良かったし、彼女はディフェンディングチャンピオンで大きな自信があった。私は4ポイント以上を出すのにも苦労したわ。昨年はこのイベントのR2で敗退。全ては考え方。特にJ-Bayの後だしね。こんなコンディションにうんざりするのか、張り切って向かうかは自分の気持ち次第よ。今年の最初の方のヒートで覚えているのが、すでに私が波に乗り終えて岸に戻ろうとしているのにレイキーはまだパドルアウトしていたこと。私達はお互いに主張したい。少なくとも私はそう願っているわ」

R2の敗者復活戦ではステファニーと激しいタイトルレースを繰り広げているレイキー・ピーターソン(USA)を始め、今シーズン絶好調のタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、カリッサ、ニッキ、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ココ・ホー(HAW)が次に繋げた一方、R1でステファニーに敗れたセージは早くも姿を消すことに...。

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PHOTO: © WSL/Rowland

連日のスモールコンディション、ある意味’US Open’らしい戦いが続いているメンズQS10,000はR5を戦うベスト16が決定。
安室丈、大原洋人、新井洋人、小林桂、和井田理央は早々と姿を消したものの、ディフェンディングチャンピオンの五十嵐カノア(JPN・写真上)は快進撃を続け、会場を盛り上げています。

「ハンティントンでのコンテストは全ての観客が自分の後ろにいるし特別なんだ。一年の中でも大好きなイベントの一つ、いつも楽しみにしているのさ。最近はヒートで自分のするべきことだけに集中している。でも、そろそろ終盤だから、本腰を入れないとね。明日目覚めた時は本当の戦いが始まると感じるだろうね。この勢いを維持したい」

R4では最終ヒートでエヴァン・ゲイセルマン、パトリック・グダスカス、二人のアメリカ人と対戦したカノア。
序盤から3位と見ている方としてはハラハラする展開でしたが、じっくりと波を待って終了間際に逆転、見事トップ通過を果たしていました。
次のR5からはマンオンマン、CTルーキーのマイケル・フェブラリー(ZAF)と対戦します。

ちなみにカノアはチャネルアイランドからフィリッペ・トレド、シルヴァナ・リマ、タティアナ・ウェストン・ウェブなどブラジリアンが愛用しているシャープアイにサーフボードを変更しています。

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PHOTO: © WSL/Morris

その他、ベスト16入りを決めたのは、コロヘ・アンディーノ(USA)、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、グリフィン・コラピント(USA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、マイケル・ロドリゲス(BRA)、セス・モニーツ(HAW)など。
16名中、7名がCT選手という強豪揃いです。

ネクストコールは現地時間8月4日の朝7時(日本時間同日夜11時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると弱い南よりのウネリが続く程度で、同じようなコンディションが予想されています。

『Vans US Open of Surfing』公式サイト

>WSL公式サイト

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