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エピックコンディションで『Rip Curl Cup Padang Padang』開幕!

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PHOTO: © WSL/Conner

一年に数回、特大のスウェルがヒットした時だけ世界トップクラスのバレルが出現するバリ島のパダンパダンで10年以上開催され、2016年からWSLの公式イベントになった『Rip Curl Cup Padang Padang』

7月1日〜31日の間、条件が揃った時にゴーサインが出される真のバレル勝負が現地時間7月15日に開幕。
ウネリの到達が遅れたためにスタートしたのは午後3時、16名の招待選手によりR1とR2が進行してSFを戦う8名が決定しました。

公式6-8ftレンジのオフショア、巨大で美しいバレルが姿を現したエピックコンディション。
後半は潮の引きに重なり、シャローなリーフというリスクが潜む中、ウエスタンオーストラリアが生んだ二人の天才、ジェイコブ・ウィルコック(写真最上部)、ジャック・ロビンソン(写真下)のライディングが際立っていました。

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PHOTO: © WSL/Lawrence

「少し注意してサーフィンする必要があった。最初のヒートは潮回りが良くてグッドコンディションだったけど、次のヒートでは潮が引き過ぎていたんだ。ここでは潮が引き過ぎると、どの波が良いか判断が難しい。だから、勝負は運に左右される。次に進むという重要な仕事に成功したよ」

R1では前回開催時の勝者、ローカルのメガ・セマディ(写真下)などと対戦したジャック。
バックハンドで目の覚めるような大きさのダブルバレルをメイクして9.70のハイエストスコアをマーク。
更に8.40を重ね、トータル18.10で2位以下をコンビネーションに追い込んで圧勝。
コメント通り難しくなったR2でも8.75をスコア、ローカルと共にSF進出を決めています。

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PHOTO: © WSL/Lawrence

フロントサイドとなるジェイコブはR1の最終ヒートでローカル二人とリプレイスメントのニック・ヴォン・ラップ(PRT)と対戦して8.00を含むトータル15.40でR2へ。
R2のH1に組まれたため、そのまま海から上がらずヒートをこなし、7ポイントを2本揃えてブルーノ・サントス(BRA)と共にラウンドアップ。

「このRip Curl Cupで休憩無しでヒートを戦ったのは2度目だと思う。とても上手く乗れたね。最初にパドルアウトした時は完璧な潮回りだったけど、潮の引きに向かって変化が早くなってきたことに気付いたんだ。ボードキャディを頼んだローカルのキッズに最初のセットが良いと教えられたことが重要な情報だったね」

2013年、記念すべき第10回目のイベントで15歳にして2位になった経験があるジェイコブ。
その時のメンバーがクリスチャン・フレッチャー(USA)、ブラッド・ガーラック(USA)、トム・キャロル(AUS)、ローリー・ターナー(AUS)、ケコア・バカルソ(HAW)、アンソニー・ウォルシュ(HAW)、リザール・タンジュン(IND)と言えば、その2位の価値の大きさが分かるでしょう。
あれから5年、まだ21歳の彼の可能性は無限大です。

その他にジョシュ・カー(AUS)がSF進出を決めた一方、クリスチャン・フレッチャー(USA)はR2敗退。
ベスト8はインターナショナル代表4名とローカル代表4名。
SFはバランス良い組み合わせになっています。

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PHOTO: © WSL/Lawrence

翌日の7月16日は朝のコールの時点でサイズダウンしたため、コンテストは見送り。
次のウネリは7月19日の木曜日に入る予定。
現地時間6時30分コールの7時スタートを目指しています。

WSL公式サイト

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