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CT第5戦『Corona Bali Protected』 クライマックス間近!

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PHOTO: © WSL/Sloane

バリ島「クラマス」を舞台に連日開催されているCT第5戦『Corona Bali Protected』は現地時間6月2日にコンテスト7日目を迎え、メンズはQFの4ヒート。
ウィメンズはQFとSFが進行してファイナリストが決定。
公式3-5ftレンジの南西ウネリが続き、前日に予想されていた北東〜東風もお昼頃まで吹かず、バレルもあるクリーンなパーフェクトコンディション。
この日も最高の波で世界トップのサーファーによる激しいバトルが繰り広げられていました。

メンズサイドのQFは全てのヒートでハイスコアの応酬、手に汗握る面白い戦い。
負けた選手でさえ笑顔になるような素晴らしいコンディション、勝負は見ている方も清々しいほど。

今シーズン、ワイルドカードながら大活躍。
5戦中4戦の出場と異例の待遇のマイキー・ライト(AUS・写真最上部)はパワーサーフィンでブラジルのサニー・ガルシアの称号を与えられたウィリアン・カルドソ(BRA)とのバレル、マニューバー勝負に勝利。
最後の最後で両者が波に乗り、どちらが勝ってもおかしくないクロスゲーム、その差僅か0.07。

「ウィリアンは凄いサーフィンをしていたね。厳しいヒートだったよ。ビーチで最後の波のスコアを待つ時間がとても長く感じた。やり遂げたことを知った時はほっとしたさ。このイベントでは良い波が続き、最高のサーフィンが出来ているよ。SFに残れたなんて信じられないね」

兄のオーウェンはR3で敗れたものの、姉のタイラーはファイナル進出。
恐らく、CTでは初となる姉弟ダブル優勝も現実味を帯びてきました。

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PHOTO: © WSL/Sloane

前日のR4で唯一の9ポイントライドを披露、最も目立っていたミシェル・ボウレズ(PYF・写真上)はこの日も他を寄せ付けないほどの最高のリズム。
一本目からバレルをメイク、フリーサーフィンのように楽しみながら次々とスコアを重ねてグリフィン・コラピント(USA)に快勝。
グリフィンもミシェルと同じ8.50のハイスコアをマークしたものの、バックアップが足らず、全体に見てもミシェルのペースでした。

「小さい時のハレイワの波を連想させるね。あの波では2度も優勝経験があるし、本当に自分のサーフィンに合っていると感じる。グリフィンとのヒートは完璧な波で30分お互いのスコアを見るような楽しい時間だった。彼の8.50の波。チューブに入っているところを見ていたんだけど、姿を消してから出てきたんだ。信じられない場面だったね。その次に自分も最高の一本に乗ったのさ。SFに進めてストークしている。明日が待ち切れないよ」

ミシェルの次の相手はマイキー。
この大きな壁を乗り越えれば2014年のブラジル戦以来の優勝が見えてきます。

その他のマッチアップはジョーディ・スミス(ZAF)がこの日最もディープなバレルを抜けて9.57をスコア。
フィリッペ・トレド(BRA)に勝利。
勝ち上がっている唯一のグーフィーフッター、イタロ・フェレイラ(BRA)はバックハンドでパワフルなターンを繰り返し、ジェレミー・フローレス(FRA)を敗り、今シーズン2度目のSF進出を決めています。

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PHOTO: © WSL/Sloane

ウィメンズのQFはタイラー・ライト(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、レイキー・ピーターソン(USA・写真上)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)が勝ち上がった一方、ステファニー・ギルモア(AUS)は波数が少ないヒートに重なり、あっけなく敗退。
珍しく怒りを表に出していました。

続くSFではタイラー、レイキーが勝利。
両者共にクラマスのオープンフェイスにアグレッシブなビッグターン、安定したライディングで8ポイントをスコア。

「ステファニーの敗退を見た時、感情が高ぶったわ。私は状況を十分に把握し、僅差だった彼女のヒートを見ていた。大好きな’ジープリーダージャージ’を取り戻すため、このリズムを維持して上手く勝てれば良いわね。でも、もし負けても長い見通しを持っているし、楽しんでいるから大丈夫よ」

前日のR3でバックドアカインドのバレルをメイクして9.93のハイエストスコアを出したサリーをSFで敗ったレイキー。
ステファニーがQFで負けたため、もし、優勝すればカレントリーダーの座を奪うことが出来ます。

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PHOTO: © WSL/Cestari

ネクストコールは現地時間6月3日朝7時(日本時間の同日8時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリから南南西ウネリにシフトしながらサイズアップする予想。
朝からサイドオンショアとなる東風の見込みですが、今日のように風が弱い可能性もあり、残り4ヒートなので、朝のコールはチェックした方が良いでしょう。

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