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CT第5戦『Corona Bali Protected』R3で番狂わせ続出!

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PHOTO: © WSL/Cestari

現地時間5月31日、バリ島「クラマス」を舞台としたCT第5戦『Corona Bali Protected』は前日のウィメンズから変わってメンズのR3から再開。
公式3-5ftレンジのクリーンなコンディションで12ヒート全てが終了。
R4を戦うベスト12が決定しました。

バレルとエアリアルが勝敗を左右したヒートが多かったこの日。
オープニングヒートでは深刻なスランプに陥っているジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がルーキーのジェシー・メンデス(BRA・写真最上部)の逆転劇によって今シーズン2度目のR3敗退。
ジェシーはラスト1分でバックハンドのローテーションエアーをメイク。このライディングに7.17がコールされ、ジェシーにとっては初のR4進出。

「ジョン・ジョンのような相手に勝つには何か大きな技をする必要がある。あのエアーでは着地が危なかったけど、なんとか耐えて立ち上がることが出来たんだ。完全に持ち直した時は’神に感謝する’って感じでストークしたね。今年はツアーに参加して凄いサーファー達と一緒にこのような美しい場所のイベントに出場する機会を得られて幸せさ。ヒートに勝てて最高の気分だよ」

昨年はQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』での優勝を始め、シーズン序盤にランキングを固めていたジェシー。
CTでは苦戦していますが、この舞台に立っているということはイコール世界トップの実力があるからこそ。
このような大きな勝利で自信を持てば更に良い結果を生む可能性も十分にあります。

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PHOTO: © WSL/Sloane

ジェシーの勝利でまたもや勢力が増してきたブラジリアン・ストーム。
ウィリアン・カルドソ、ガブリエリ・メディナ、イタロ・フェレイラ、エイドリアーノ・デ・ソウザ、フィリッペ・トレドと12名の内、半数の6名がR4進出。

そして、この日のもう一つの大きな話題はワイルドカードのマイキー・ライト(AUS・写真上)が「ジャイアントキラー」の称号通り、またしてもビッグネームを撃沈。
カレントリーダーでR1でも好調だったジュリアン・ウィルソン(AUS)を最後の一本で逆転。
僅か0.44ポイント差のクロスゲームを制してラウンドアップ。

「12名のサーファーの一人として残れて嬉しいね。ジュリアンはクラマスで良いサーフィンをしていたし、一緒に戦えたことは素晴らしい。この波が大好きだから、もっとヒートを勝ち上がりたい」

すでに5戦中4戦でワイルドカードを与えられているマイキー。
このイベントの後にウルワツで行うマーガレットリバー戦での続きにも残っており、しばらくはファンを楽しませてくれそうです。

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PHOTO: © WSL/Sloane

その他にR4進出を決めたのはミシェル・ボウレズ(PYF)、エイドリアン・バッカン(AUS)、グリフィン・コラピント(USA・写真上)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)

ネクストコールは現地時間6月1日朝6時15分(日本時間の同日7時15分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると新しい南西ウネリが入る予報。
早朝のみオフショアで、その後はオンショアとなる南東風が吹き込む見込み。

なお、WSLでは現在公式サイトとWSLの公式Facebookでライブ中継を行っていますが、次の第6戦『Corona Open J-Bay』からはWSLの公式Facebookの独占中継に移行すると発表。
正常に配信されるかのテストにもよりますが、正式に移行するとFacebookのアカウントが必要になるので、ご注意を。

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