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CT第5戦『Corona Bali Protected』3日目 R3を戦うベスト24が決定!

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PHOTO: © WSL/Cestari

ブラジル戦の興奮冷めやらぬまま開幕したバリ島「クラマス」を舞台としたCT第5戦『Corona Bali Protected』
現地時間5月29日にコンテスト3日目を迎え、R2の全てのヒートが終了。

この日は前日より早めにずれたファーストコールの時点ですでにオンショアが吹き込んでおり、オンホールド。
約2時間後の朝8時にR2のH7からスタートして6ヒートが進行。
公式4-6ftとサイズダウンに加え、風の影響でバレルはほとんどなく、マニューバーやエアリアル勝負。
後半のヒートではオンショアが大分強まってしまい、スタンバイされていたウィメンズの開催には至らず...。
やはり、乾季のこの時期にオンショアとなる東側での開催は難しいようです。

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PHOTO: © WSL/Cestari

難しい波でも見せ場を作るのがプロの仕事。
ジークことエゼキエル・ラウ(HAW・写真最上部・上)はファーストセクションで美しいマニューバー、速いセクションを抜けた後、全体重を預けたレイバックで巨大なスプレーを上げてインサイドではボーナス的なバレル。
この日のハイエストスコア8.40をマークしてパドリック・グダスカス(USA)に圧勝。

「コーチから’世界6位にふさわしいサーフィンをしなさい’と言われ、その通りにしたのさ。あの言葉は確実に自信を与えてくれ、凄いパフォーマンスに結び付いたんだ。最初のラウンドはスコアを得るチャンスが少なかった。ヒートで自分がリードをしていても、まだ時間が沢山残っていたし、ナーバスになったね。パットなら何が起きてもおかしくなかったよ」

五十嵐カノア(JPN)、グリフィン・コラピント(USA)と同じスネークことジェイク・パターソンのコーチの元、ツアー2年目を迎えたジーク。
ベルズで5位、ブラジルで3位とすでに2戦で結果を残し、ランキング6位。
昨年はQSからギリギリでリクオリファイを果たした彼がタイトル争いにも絡む勢いを見せています。

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PHOTO: © WSL/Cestari

今年からジャッジの基準が変わったこともあり、4戦中、すでに3回も最下位と最悪のシーズンスタートになっているウィルコ(写真上)はツアー2年目のジョアン・ドゥルー(FRA)とのグーフィーフッター対決を制して今シーズン2度目のR3進出。

「そろそろ今年も良い結果を残さないといけない時期だね。ここで勢いに乗りたいところさ。次のウルワツでのCT(マーガレットリバー戦の残り)に出場出来ないのが残念。だからこのイベントでは、もっとヒートを勝ち上がりたい。今年は自分にとって素晴らしいスタートとは言えないけど、準備は整っているし、サーフィンも悪くないんだ。でも、実際にヒートになると一本波に乗れても次が続かない。ここで全てが変わり、とんとん拍子にことが進めばいいんだけどね」

昨年の今頃はフィジー戦で優勝してカレントリーダーの座とイエロージャージを手に入れていたウィルコ。
今年はそのフィジー戦がなくなり、ランキングも28位。
マイクロことグレン・ホールのコーチの元、タイトルレースに参加していた2016年、2017年は幻になってしまうのか?
巻き返すとすればそろそろ結果が欲しいところです。

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PHOTO: © WSL/Sloane

粒揃いのルーキーの中で2番目に良い結果を重ねているランキング7位のマイケル・ロドリゲス(BRA・写真上)はヤゴ・ドラ(BRA)を倒して5戦中4度目のR3進出。

「私達は家族のような関係だから、ブラジリアン同士の対決は辛いよ。今日のパフォーマンスには満足していない。朝のフリーサーフィンでは調子が良かったんだけど、ヒートでは8本も無駄に乗ってしまった。ヤゴが凄いサーファーだから、緊張していたのかもね。私達は最後にスコアを伸ばしてきた。僅差だったけど勝ってR3に進めて嬉しいよ」

QSを繰り上げでクオリファイしたこともあり、ノーマークだった彼が期待されていたヤゴやジェシー・メンデスなどの他のブラジリアンよりも上手くやっているのは皮肉ですが、それもCTの面白い部分。
まだ23歳の若さ、QSをフルシーズン3年目でCT入りした実力は彼の大きなラインを見れば一目瞭然です。

その他にR3進出を決めたのはフレデリコ・モライス(PRT)、トーマス・ヘルメス(BRA)
五十嵐カノア(JPN・写真下)はリズムに乗れず、ジェシーに抑えられて敗退。
これで今シーズン3度目の最下位。ランキングは16位です。

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PHOTO: © WSL/Cestari

R3の注目カードはカレントリーダーのジュリアン・ウィルソン(AUS) vs ワイルドカードのマイキー・ライト(AUS)
ジークとミシェル・ボウレズ(PYF)のパワーサーフィン対決も見物です。

ネクストコールは現地時間5月30日朝6時(日本時間の同日7時)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると新しい南南西ウネリが入る予報。
日中は南東風が吹き込む見込みなので、午前中を利用しての進行になりそう。

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