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QS6,000『Ichinomiya Chiba Open』3日目 村上舜がR4進出!

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PHOTO: © WSL

5月23日、千葉・志田下を舞台としたQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』は3日連続でコンテストが進行。
この日もライブ中継のメインMCは脇田貴之、間屋口香の最強コンビ。
その他、現在ハワイ在住、今回は来日してトライアルに参加、見事優勝して本戦に出場していた田嶋鉄兵などがゲストで訪れ、イベントを盛り上げていました。

波の方は低気圧が残した北東よりのウネリから高気圧からの吹き出しによる南東よりのウネリにシフト。
サイズダウンに加え、予報よりも早い時間帯から雨が降り始めてしまい、26ヒートをこなした前日からスローダウン、R3の12ヒートのみ進行してお昼頃には終了。
R4を戦うベスト24が決定しました。

朝の内は正面のピーク、日中は左側のピークがメインとなり、プライオリティを考慮しながらのポジショニングが重要。
マニューバーでもスコアは出たものの、基本的にはエアリアルが中心となり、昨年同様にブラジリアンの強さが際立っていました。

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PHOTO: © WSL

オープニングヒートを制したミゲル・プーポ(写真最上部)を始め、ジャドソン・アンドレ、フラヴィオ・ナカジマ、マルコ・フェルナンデス(写真上)、ティアゴ・カマラオ、マテウス・ハーディー、デイビッド・シルヴァ、アレホ・モニーツ、アレックス・リベイロと24名中、9名がブラジリアン。
その中でも昨年CTのリクオリファイを果たせず、QSからやり直しをしているミゲル、ジャドソンは安定感があり、試合巧者。
この日のハイエストスコアはミゲルの8.67、前日はジャドソンの8.77と数字上でもこの二人は他の選手を上回っている印象。

「今日の最初のヒートを通過出来て嬉しいね。激しいヒートだったけど、このような勝負に慣れないとね。今日はスピードを出したかったし、このコンディションにピッタリのサーフボードに交換したんだ。ヒートでの勝利は全て自信に繋がるし、グレードが高いイベントではサーフィンに自信が必要。それが良い結果に結び付くんだ」

7年間戦ってきたCTから脱落したミゲルはまだ26歳の若さ。
今シーズン、QSではすでに5位を3度重ね、ランキングは5位。
シーズン序盤から確実にポイントを積み重ねています。
なお、ブラジルは日系人が多く、ミゲルの祖父は日本人だそうです。

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PHOTO: © WSL

ブラジリアンの他にラウンドアップを果たしたのはディオン・アトキンソン(AUS)、マット・バンティング(AUS・写真上)、リカルド・クリスティ(NZL)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、ライアン・カリナン(AUS)、セス・モニーツ(HAW)、スチュアート・ケネディー(AUS)、イアン・クレーン(USA)など。

一方、イーサン・ユーイング(AUS)、ナット・ヤング(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、ヘイター・アルヴェス(BRA)、バロン・マミヤ(HAW)、ミッチ・コルボーン(AUS)などが敗退。

「もう少し大きくなると思ったけど、まだ良いウネリが入っているね。明日以降は期待出来るようだし、良い波になることを願っている。この場所に戻ってこれて本当に嬉しいし、このレベルのイベントに出場出来るなんて最高さ。プレッシャーはまるでない。自分のベストを尽くすだけさ。怪我で1年以上離れた分、以前と違った気持ち。意思も強くなったし、新鮮だよ」

2015年にCT入りをしたものの、サーファーにとっては致命傷となる膝の怪我でシーズン後半を全て欠場したマット。
復帰した2016年も結果を残せずに僅か2年でツアーを脱落、1年のブランクの後、今年から本格的に返り咲きを目指してQSを転戦。
オーストラリアレッグでは3位を2回、ランキング15位につけています。

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PHOTO: © WSL

R3で3名残っていた日本人選手。
大橋海人はH4でブラジリアンのマルコ・フェルナンデスなどに抑えられて敗退。
村上舜、大原洋人はH7で同カードになり、イアン・クレーン(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)と対戦。
イアンがトップ、2位以下はクロスゲームの末、前半に確実に2本揃えた村上舜が通過。
これで日本人選手は1名のみに。

「本当に緊張していたけど、良いライディングして皆が盛り上がったし、嬉しいです。日本人選手は自分しか残っていないので、頑張っていきたいです。次のラウンドも落ち着いて頑張りたいと思います。応援お願いします!」

昨年はR4で大原洋人と同カードになり、敗退、17位でフィニッシュした村上舜。
R4からは3人ヒートになり、R5からはマンオンマンに変化。
今年は田中樹がコーチについており、昨年よりも好成績が期待されています。

5月24日のファーストコールは朝6時30分。
ウィメンズQS1,000がスタートする予定。
今年もオフィシャルフォーキャストを務めるBCM波情報によると今夜〜明朝にかけて低気圧が南岸を通過するため、南東よりのウネリが強まることが予想されています。
朝の内は風が弱く、日中は北東風から東よりの風に変わる見込みなので、影響が気になりそう。

『Ichinomiya Chiba Open』公式サイト

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