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CT第4戦『Oi Rio Pro』はベスト12が決定!

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PHOTO: © WSL/Poullenot

現地時間5月15日、ブラジル・リオデジャネイロのサクアレマで開催中のCT第4戦『Oi Rio Pro』はこの日もスケジュールが進行。
前日に入った南南西ウネリが続き、公式4-6ftレンジ。バックアップ会場のライトのポイントレイク「Barrinha」でメンズのR2のH7から再開してR3の全てのヒートが終了。
朝はオフショアで整ったクリーンな波で、バレルもあるグッドコンディション。
日中はオンショアに変わり、難しい波に変化していく中、R4を戦うベスト12が決定しました!

初日に引続き、この日も多くの話題は出場選手36名の内、14名と半数以上を占めるブラジリアン。
ビーチを埋め尽くした熱狂的なギャラリーも自国の選手への応援に情熱を注ぎ、それに奮起していつもより活躍した選手も。

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PHOTO: © WSL/Smorigo

R3では前日のR2で自国のヒーロー、ディフェンディングチャンピオンでもあるエイドリアーノ・デ・ソウザを倒したイアン・ゴウベイア(写真上)がまたしてもビックネームのジョーディ・スミス(ZAF)を敗って快進撃を続けたのを皮切りにルーキーのマイケル・ロドリゴスがフレデリコ・モライス(PRT)、ヤゴ・ドラ(写真最上部)がカレントリーダーのイタロ・フェレイラを倒す大金星!
オーストラリアレッグで眠っていた彼らが脚光を浴びていました。

「トップの選手との対戦はモチベーションが上がるよ。勝つためには大きな技をする必要があったから、全力を尽くしてそれが上手くいったんだ。このラウンドを通過するのは初めて。自分にとって大きな意味があるよ。イタロとの対戦には興奮したね。最高だった。昨年よりも更に勝てることを願っている」

終了間際にバックサイドでのエアーリバースをメイクしてイタロを倒したヤゴ、昨年はトライアルから勝ち上がってワイルドカードで出場。
コロヘ・アンディーノ(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、更にガブリエル・メディナ(BRA)までを倒して3位に入り、一躍時の人になっていました。
ルーキーイヤーの今年は最下位が続き、目立たない存在でしたが、精神面が重要なファクターとなるコンテストの世界。
この一勝で流れが変わる可能性が十分にあります。

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PHOTO: © WSL/Smorigo

2020年東京オリンピックの日本代表を目指して国籍を日本に変えた五十嵐カノア。
WSL初のリージョナル対抗のチーム戦『Founders’Cup of Surfing』のワールドチームの優勝に大きく貢献したことが記憶に新しいですが、その良いリズムをブラジルでも受け継ぎ、R2でコナー・オレアリー(AUS)と対戦してクロスゲームの末にR3進出。
R3ではゴールデンルーキーのグリフィン・コラピント(USA)と対戦。
中盤に大きなセットをキャッチ、バレルをメイク(写真上)して7.67をスコア。後半にはオープンフェイスでのカービング、フィニッシュまで決めて5.17のバックアップスコアを重ねて勝利。
今シーズン、開幕戦以来のR4進出。

「グリフィンとのヒートはいつも楽しんでやっているよ。彼とは良いライバル関係にあるのさ。そして、弟みたいに感じている、彼の方が凄くてもね(笑) 子供の頃からお互いに競争しながら成長している。彼みたいな人が側にいるのはとても良いこと。今回はスナッパーロックスでやられたお返しが出来たよ」

スネークことジェイク・パターソンの「スネークテールズ」のチームメイトでもあるカノアとグリフィン。
余計な駆け引き無しの面白い勝負でした。

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PHOTO: © WSL/Poullenot

その他、R3を通過したのはイタロと同率でカレントリーダーのジュリアン・ウィルソン(AUS)、フィリッペ・トレド(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ガブリエル・メディナ(BRA・写真上)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)、エゼキエル・ラウ(HAW)、ウェイド・カーマイケル(AUS)、そしてジョン・ジョン。

最終ヒートに登場したジョン・ジョンはリプレイスメントのミゲル・プーポ(BRA)を相手にオンショアで乱れた波で高さのある2本のフルローテーションエアー(写真上)をメイク。
9.80を含むトータル17.97のハイエストヒートスコアを叩き出してコンビネーションの圧勝。
夕方まで残ったギャラリーも最後にこの世界トップのパフォーマンスを見て大満足だったようです。

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PHOTO: © WSL/Poullenot

「あのエアーは最高の気分だったよ。風を見ながら最初にターンをしようと思っていたんだ。まずはミドルスコアを得てからエアーにトライ、メイク出来たのはラッキーだったね。あれで気合が入ったよ。このイベントではずっと張り切っている。次に進めて興奮しているし、明日が楽しみさ」

昨年2年連続のワールドタイトルの獲得に成功しながらも、今シーズンは2戦を終了した時点でランキング26位に低迷しているジョン・ジョン。
R3を終了した時点でランキング上位10名の内、残っているのはジュリアン、ガブリエル、フィリッペの3名のみ。
これは彼にとってチャンスであり、2012年、2016年と2度の優勝経験がある相性の良いブラジルで今年も優勝することが出来れば、一気にランキングを上げてきそうです。

ネクストコールは現地時間5月16日朝6時45分(日本時間の同日夜6時45分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南南西ウネリは弱まる傾向ながら、朝の内は十分なサイズが残り、風も弱い予報。
R3がスタンバイされているウィメンズのヒートが進行する可能性があります。
18日金曜日には次の南南西ウネリが入ることが予想されています。

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