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タティアナ・ウェストン・ウェブがブラジルに国籍を変えてオリンピック代表を目指すことを公表!

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PHOTO: © WSL/Ferguson

5月11日〜20日にブラジルで開催されるCT第4戦『Oi Rio Pro』&『Oi Rio Women’s Pro』を前にタティアナ・ウェストン・ウェブが国籍をハワイからブラジルに変えることをWSLと国際サーフィン連盟(ISA)の両方で同日に公表。
2020年東京オリンピックのサーフィン、ブラジル代表を目指す意思を固めました。

「父はイギリス人で、母はブラジル人だということをほとんどの人は知らないと思う。私はブラジルで生まれ。美しいカウアイ島で育ったことは本当に恵まれていたわ。カウアイ島では波とコミュニティの両方がサーファーとして、人としての成長に大きな役割を果たしたし、本当に感謝している。でも、ブラジルは常に私にとって重要な場所。最近、ブラジルを代表するチャンスを得るためにオリンピック委員会と話したの。オリンピック出場は私の夢だった。サーフィンが公式スポーツとして開催されると発表された時、自分の夢が実現するチャンスが巡ってきたと思ったわ」

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PHOTO: © WSL/Dunbar

美しいブロンドヘアーが印象的なタティアナは、ハワイアンのイメージが定着していますが、彼女の話の通り、ブラジル生まれ。
以前からブラジリアンのジェシー・メンデスがボーイフレンドというのは有名な話で、今年からはサーフボードも日本のサーフボードブランド「ジャスティス」からフィリッペ・トレド、シルヴァナ・リマを始め、多くのブラジリアンが乗る「シャープアイ」に移籍しています。

今回のブラジルへの国籍変更は五十嵐カノアがアメリカから日本に変えたのと基本的に考え方は同じ(カノアの場合は両親が日本人ですが)で、3月に国際オリンピック委員会(IOC)とISAが発表した選手の選考基準に合せ、国別に人数に制限があることを考慮してのこと。

例えば、タティアナがハワイのままオリンピック代表を目指すとなると、ハワイはアメリカに含まれるため、CT選手を見てもコートニー・コンローグ、カリッサ・ムーア、レイキー・ピーターソンなどライバルが多いのですが、ブラジルはウィメンズの選手層が薄く、CTではシルヴァナ・リマの1名のみなので、代表に選ばれる可能性は高くなります。
また、オリンピックは国の代表、タティアナとしては生まれた国の代表として参加したいという気持ちが強かったのでしょう。

「私にとってブラジルは大きな存在よ。家族、友人、素晴らしいサポートをしてもらっている。ブラジルはいつもホームのように感じていた場所であり、素晴らしい国。熱意を持ってこのスポーツの代表として誇りを持つわ。今回の変更によって2020年のブラジル代表としてのチャンスが与えられることになった。これから代表の資格を得るためにベストを尽くすわ。幸運にもハワイからのファンのサポートもある。ブラジル、そして世界中で私の決定を理解し、尊重、支援してくれた皆に感謝します」

ISA側ではハワイ代表として2013年、2014年の18歳以下のジュニアで2連覇を成し遂げているタティアナ。
今後はISAイベントにブラジル代表として参加する権利を得ています。


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