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千葉北 エリア 波概況

大半はクローズアウトとなっている。

[ビギナーアドバイス]


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更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


今回のチェック時は風の弱まりがありましたが、前回(3/14)更新以降に狙い目となった週末(3/16~17)を含めて風の影響を受けた日が多く、風波の反応に変わってからは形やピークの安定しないブレイクに苦戦する状況が続いています。

それでは、地形レポートです!

一宮

火曜日(3/19)10時頃の地形チェックです。潮の動きがなく、満タンの長い潮止まりのような時間帯です。前回の更新後に復活した余計なウネリも週末(3/16~17)の南風コンディションで急激に落ち着いてしまい、クローズの影響を受けて深くなったミドルエリアやアウトに出された地形にとっては全体的にサイズ不足な雰囲気が強まっていて、距離を楽しめるお手頃なコンディションは狙えていなかった印象です。
一宮1
風の弱まりを狙えたこの日の様子ではアウトからのブレイクはありつつ距離やアクションを遊べるようなフェイスの広さはなく、ビーチの浸食でできたインサイドセクションに集まるショアブレイクがメインになり、地形のまとまりの悪さからは複雑な反応が目立っていました。
一宮2
しかし、この時の潮のタイミングでショアブレイクの水量が確保され、距離は狙えなくても滑りのいいセクションを探しながらショートボードの練習は十分できていたと思います。
一宮3
潮が少なくなる時間帯はアウトでブレイクするエリアの広がりに可能性もありましたが、最近の風波の腹〜胸サイズでは対応する地形が限られて波数が少なく、手前のエリアにとっては潮が少なくなるほど波のまとまりも悪くなっていたので、サイズアップがなければショアブレイクの対応を重視した方がポイントを無難に使えそうな様子でした。

サンライズ

3/19火曜日11時頃の様子から地形をレポートします。潮は引き始めです。今のところ南岸低気圧の通過が途切れているので、週末(3/16~17)の南風からは前回のような厄介なサイズは落ち着いていましたが、一宮と同じくここにとっては風のヨレが目立つコンディションでもあったので、クローズの悪影響が残っている地形の反応と重なって癖の強いブレイクが増えていました。
サンライズ1
落ち着きに合わせてサイズの調整ができる期間ではありましたが、南風の急激なサイズダウンでそのタイミングも限られてしまい、週末を含めても予想より荒れたコンディションで地形に合った波質やサイズ感はなく、最近の腹〜胸サイズに対しての対応が難しくなっていた印象です。この日の風の弱まりは穏やかなコンディションを取り戻してはいましたが、風波の反応では深くなったエリアのブレイクがなくなってしまい、左側の堤防周辺を除いたエリアは広がったインサイドのショアブレイクしか狙えず、ミドル〜アウトの地形のバラつきで手前に集まる波もまとまりが悪くなっていたので、最近のサイズや波質の対応は左側一択な状況になっていました。
サンライズ2
左側に関しても胸サイズのセットが来れば堤防周辺からのブレイクを狙えるものの、フェイスの乗り心地やブレイクはハッキリせず、やはり中間のセクションに残る深いセクションでリセット気味な反応になる波が多いので、特にスムーズさを楽しめるワケでもなく潮が多い時間帯の対応がギリギリ確保されていたという様子です。
サンライズ3
潮が少なくタイミングの変化でエリアの拡大に期待したいしたいところでしたが、波の水量が減ってからは数の減少やフェイスのバラつきが気になる傾向でもあり、上げ際のボヨつきを回避しながら引き始めのワンチャンを逃さないように狙うのが難しく思えます。

東浪見

3/19火曜日12時頃の地形レポートです。潮は引き始めです。全体的にサンライズと似た雰囲気ではあるものの、一宮方面と比べて浅いエリアが残る地形に対しては比較的力のあるブレイクが増えてしまい、安定した形のまとまりを探せないコンディションが続いていましたが、週末(3/16~17)以降で前回のような余計なウネリがなくなってからは急激にブレイクの乏しさが際立ち、やはりサイズを調整する期間がないまま極端な反応の対応になっていました。
東浪見1
比較的広範囲な地形をキープしていながら、所々に残るカレントの深いセクションでアウトの広がりにバラつきが目立っていて、ここも正面から右側のサイズ不足なエリアが広がり、潮時に合わせても中間の反応の悪さで形のまとまりを活かせず、不安定な距離感や波数の少なさからはレギュラーの期待度が下がっている様子でした。
東浪見2
左側に関しては堤防周辺のエリアでミドルから手前にかけてのブレイクが確保され、腹〜胸サイズの対応をキープしているようですが、潮時によってピークフェイスのまとまり方が違い、この時のレギュラーの距離を狙えたブレイクも潮が少ないほどハッキリしなくなり滑り心地は悪くなっていたように思えます。
東浪見3
地形のボヨつきやすさからはここも引き始めが無難な狙い目ですが、多少でもウネリの反応があれば上げ際のまとまりで滑れるフェイスやアウト寄りのブレイクが見つかりそうです。

志田

火曜日3/19の14時頃の状況から地形をジャッジします。潮の動きが遅いので時間は経過していますが潮位としてはまだまだ引き始めのタイミングです。前回以降に復活したウネリは広範囲な反応とパワフルなブレイクが厄介な雰囲気になっていたので週末(3/16~17)の南風に期待が高まりましたが、金曜日(3/15)の夕方の時点で上級者向けながら落ち着きの早さも覗えていて、オフショアを狙えていたものの土曜日(3/16)の昼前には干潮との重なりもあって急激なサイズダウンとなり、腹〜胸からのスタートでは波数を含めて反応も物足りず、お手頃な肩前後のコンディションは狙えないままややサイズ不足な状況が続いています。
志田下1
地形の様子からは右側の堤防周辺にカレントの複雑さが残っていましたが、その他のエリアは他のポイントのような深いセクションや地形の分断はなく、比較的広さと浅さをキープした仕上がりで、この日のサイズに対しても全体的にアウトの寄りの反応が確保されているようでした。
志田下2
しかし、他と同じく潮の動きには敏感になっていて、この時のタイミングからは地形の浅さでブレイクのバラつきとピークのまとまりの悪さが気になる変化でもあり、広範囲な反応も水量の少ない波に変わってしまうと見た目よりフェイスの滑りが悪く思えます。
志田下3
ショアブレイク狙いではありませんが波のまとまりがある潮の上げ際に無難な狙い目があり、引きの変化も潮位が残されている時間が基準になりそうです。サイズの割に十分な対応ですが、ワンサイズプラスされれば左側に関してもピークがハッキリするのでは?

太東

3/19火曜日15時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かってようやく中間に近い時間帯です。以前のクローズからはアウトの地形の広がりが際立っていましたが、インサイドやミドルの平らなエリアに深いセクションが残ってしまい、一見すると広範囲な対応に見えるものの普段のような堤防の内側のまとまりはなかったので、週末(3/16~17)の南風にオフショアの期待も高まりつつコンパクトさは狙えない仕上がりになっていました。
太東1
アウトからブレイクする腹〜胸サイズがあればワイドなブレイクの中にも形の切れ目と距離を探せそうですが、ロングボードで遊べるサイズはありながら堤防から離れたエリアのトロ速いブレイクがメインなっているので、距離を乗れても波のフェイスを楽しめるブレイクではなく、安定したピークやお手軽さを含めて普段の楽しみが半減した波に思えました。
太東2
ミドルエリアのワイドさとインサイドの複雑さに影響されてサイズが復活しても大して期待はできず、ロングボードを基準にするならこの日のサイズくらいが一般向けかもしれません。
太東3
手前のボヨつきやすさは上げに向かうまとまりの変化を台無しにしてしまうので、地形に対する対応を重視すると引き始めからの方が乗りしろのある波を探せると思います。

夷隅

3/19火曜日16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は引きに向かう中間くらいの時間帯です。余計なカレントやサイズが働くコンディションながら、ここにとっては狙える条件をキープしていたので個人的には前回の更新頃の対応で意外に遊べる波を探せていました。
いすみ1
しかし、その後の南風からはウネリのリセットが早まり、一宮よりも風の悪影響が目立つコンディションでもあったので、ただのジャンクに変わってしまい以前から広がっているインサイドの地形に対しても反応するサイズが足りなければ多少の癖が解消されたところで気難しいショアブレイクには変わりない様子でした。
いすみ2
今回もNo.1の堤防際にこの日の腰前後がブレイクする地形が確保されていてレフトの復活に期待できそうな雰囲気はありましたが、全体的にはミドルエリアの広がりはイマイチな印象で広がったインサイドをメインに狙う状況です。
いすみ3
車からの景色では変化に気づき難いものの、ビーチに下りると対応する地形の広さを感じれると思います。一見すると普段と変わらないショアブレイクに思えますが、胸〜肩サイズの復活があった場合は上げ際や干潮前にピークのまとまりに期待でき、意外やこれまでよりも乗りしろのある波になっているかもしれません。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回の更新からは木曜日に予想以上のウネリの復活があり、午前中の様子からはハードながら週末のウネリが約束された雰囲気でした。
オフショアの影響を受けた午後の落ち着き具合いで夕方の遅遅には志田周辺の対応がよくなっていて、金曜日になると肩くらいのセットは残りつつ昼頃にはサイズを調整できるほどのウネリがなくなってしまい、以前のクローズで荒れた地形にとっては腹〜胸サイズに対しても深さが気になる反応に変わって物足りなさを感じていました。
東浪見〜志田周辺のような浅さをキープした地形にとっては潮が引きに向かう変化で波が痩せて形のまとまりが悪くなったり、一宮方面では手前に集まるショアブレイクの対応が目立ち、干潮に向けてボヨつきを回避しながらアウトを使おうとしても乗り心地はハッキリせず、潮が多い時間帯に安定した波を狙えたものの、上げ際や引き始めの見込みのあるタイミングも期待するほどの変化はなかった印象です。
さて、この先の波は長く続いた南岸低気圧は途切れている状況ながら、気圧配置の入れ替わりは頻繁でこのエリアの北側を通過する低気圧の影響が大きくなりそうです。
東北の沖に通過した場合は発達の具合いによってウネリが復活する可能性はありつつ、その前に強まる南西コンディションでウネリがリセットされやすく、北東コンディションが続いた期間のようなバックスウェルの反応の良さはないかもしれません。
通過寸前の南西にもレギュラーを狙いやすい形の風波に期待したいですが、今の地形にとっては対応するエリアのバラつきで距離を狙うにも普段以上のサイズが必要になり、南西では志田周辺にとっても条件を満たすサイズアップが難しいので、ブレイクしてもスムーズさを楽しめる反応はない予想です。
干潮に向けた変化で改善できても風波の痩せ方は浮力の強いボードがないと滑りが悪いと思います。バックスウェルが届くまでに北西の風が邪魔するパターンでもあるので、今のところハッキリしたウネリの要因がない状況としてもコンディションの変化で波のまとまりが悪くなり、癖の強い地形にとっては日によって変化するサイズや形の違いに苦戦しそうです。
腹〜胸以下のサイズからは対応する地形の制限と潮時の変化で波探しが困難になると思います。

最後に、水温ですが、南風のコンディションで外気に加えて水温の温かさもあったので、一時的に裸足の対応で問題ない雰囲気になったものの、今週(3/18W)に入ってからはブーツやグローブの準備が必要な外気に戻っていて、まだまだ気を抜ける水温ではありません。


[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


今回のチェック時は風の弱まりがありましたが、前回(3/14)更新以降に狙い目となった週末(3/16~17)を含めて風の影響を受けた日が多く、風波の反応に変わってからは形やピークの安定しないブレイクに苦戦する状況が続いています。

それでは、地形レポートです!

一宮

火曜日(3/19)10時頃の地形チェックです。潮の動きがなく、満タンの長い潮止まりのような時間帯です。前回の更新後に復活した余計なウネリも週末(3/16~17)の南風コンディションで急激に落ち着いてしまい、クローズの影響を受けて深くなったミドルエリアやアウトに出された地形にとっては全体的にサイズ不足な雰囲気が強まっていて、距離を楽しめるお手頃なコンディションは狙えていなかった印象です。
一宮1
風の弱まりを狙えたこの日の様子ではアウトからのブレイクはありつつ距離やアクションを遊べるようなフェイスの広さはなく、ビーチの浸食でできたインサイドセクションに集まるショアブレイクがメインになり、地形のまとまりの悪さからは複雑な反応が目立っていました。
一宮2
しかし、この時の潮のタイミングでショアブレイクの水量が確保され、距離は狙えなくても滑りのいいセクションを探しながらショートボードの練習は十分できていたと思います。
一宮3
潮が少なくなる時間帯はアウトでブレイクするエリアの広がりに可能性もありましたが、最近の風波の腹〜胸サイズでは対応する地形が限られて波数が少なく、手前のエリアにとっては潮が少なくなるほど波のまとまりも悪くなっていたので、サイズアップがなければショアブレイクの対応を重視した方がポイントを無難に使えそうな様子でした。

サンライズ

3/19火曜日11時頃の様子から地形をレポートします。潮は引き始めです。今のところ南岸低気圧の通過が途切れているので、週末(3/16~17)の南風からは前回のような厄介なサイズは落ち着いていましたが、一宮と同じくここにとっては風のヨレが目立つコンディションでもあったので、クローズの悪影響が残っている地形の反応と重なって癖の強いブレイクが増えていました。
サンライズ1
落ち着きに合わせてサイズの調整ができる期間ではありましたが、南風の急激なサイズダウンでそのタイミングも限られてしまい、週末を含めても予想より荒れたコンディションで地形に合った波質やサイズ感はなく、最近の腹〜胸サイズに対しての対応が難しくなっていた印象です。この日の風の弱まりは穏やかなコンディションを取り戻してはいましたが、風波の反応では深くなったエリアのブレイクがなくなってしまい、左側の堤防周辺を除いたエリアは広がったインサイドのショアブレイクしか狙えず、ミドル〜アウトの地形のバラつきで手前に集まる波もまとまりが悪くなっていたので、最近のサイズや波質の対応は左側一択な状況になっていました。
サンライズ2
左側に関しても胸サイズのセットが来れば堤防周辺からのブレイクを狙えるものの、フェイスの乗り心地やブレイクはハッキリせず、やはり中間のセクションに残る深いセクションでリセット気味な反応になる波が多いので、特にスムーズさを楽しめるワケでもなく潮が多い時間帯の対応がギリギリ確保されていたという様子です。
サンライズ3
潮が少なくタイミングの変化でエリアの拡大に期待したいしたいところでしたが、波の水量が減ってからは数の減少やフェイスのバラつきが気になる傾向でもあり、上げ際のボヨつきを回避しながら引き始めのワンチャンを逃さないように狙うのが難しく思えます。

東浪見

3/19火曜日12時頃の地形レポートです。潮は引き始めです。全体的にサンライズと似た雰囲気ではあるものの、一宮方面と比べて浅いエリアが残る地形に対しては比較的力のあるブレイクが増えてしまい、安定した形のまとまりを探せないコンディションが続いていましたが、週末(3/16~17)以降で前回のような余計なウネリがなくなってからは急激にブレイクの乏しさが際立ち、やはりサイズを調整する期間がないまま極端な反応の対応になっていました。
東浪見1
比較的広範囲な地形をキープしていながら、所々に残るカレントの深いセクションでアウトの広がりにバラつきが目立っていて、ここも正面から右側のサイズ不足なエリアが広がり、潮時に合わせても中間の反応の悪さで形のまとまりを活かせず、不安定な距離感や波数の少なさからはレギュラーの期待度が下がっている様子でした。
東浪見2
左側に関しては堤防周辺のエリアでミドルから手前にかけてのブレイクが確保され、腹〜胸サイズの対応をキープしているようですが、潮時によってピークフェイスのまとまり方が違い、この時のレギュラーの距離を狙えたブレイクも潮が少ないほどハッキリしなくなり滑り心地は悪くなっていたように思えます。
東浪見3
地形のボヨつきやすさからはここも引き始めが無難な狙い目ですが、多少でもウネリの反応があれば上げ際のまとまりで滑れるフェイスやアウト寄りのブレイクが見つかりそうです。

志田

火曜日3/19の14時頃の状況から地形をジャッジします。潮の動きが遅いので時間は経過していますが潮位としてはまだまだ引き始めのタイミングです。前回以降に復活したウネリは広範囲な反応とパワフルなブレイクが厄介な雰囲気になっていたので週末(3/16~17)の南風に期待が高まりましたが、金曜日(3/15)の夕方の時点で上級者向けながら落ち着きの早さも覗えていて、オフショアを狙えていたものの土曜日(3/16)の昼前には干潮との重なりもあって急激なサイズダウンとなり、腹〜胸からのスタートでは波数を含めて反応も物足りず、お手頃な肩前後のコンディションは狙えないままややサイズ不足な状況が続いています。
志田下1
地形の様子からは右側の堤防周辺にカレントの複雑さが残っていましたが、その他のエリアは他のポイントのような深いセクションや地形の分断はなく、比較的広さと浅さをキープした仕上がりで、この日のサイズに対しても全体的にアウトの寄りの反応が確保されているようでした。
志田下2
しかし、他と同じく潮の動きには敏感になっていて、この時のタイミングからは地形の浅さでブレイクのバラつきとピークのまとまりの悪さが気になる変化でもあり、広範囲な反応も水量の少ない波に変わってしまうと見た目よりフェイスの滑りが悪く思えます。
志田下3
ショアブレイク狙いではありませんが波のまとまりがある潮の上げ際に無難な狙い目があり、引きの変化も潮位が残されている時間が基準になりそうです。サイズの割に十分な対応ですが、ワンサイズプラスされれば左側に関してもピークがハッキリするのでは?

太東

3/19火曜日15時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かってようやく中間に近い時間帯です。以前のクローズからはアウトの地形の広がりが際立っていましたが、インサイドやミドルの平らなエリアに深いセクションが残ってしまい、一見すると広範囲な対応に見えるものの普段のような堤防の内側のまとまりはなかったので、週末(3/16~17)の南風にオフショアの期待も高まりつつコンパクトさは狙えない仕上がりになっていました。
太東1
アウトからブレイクする腹〜胸サイズがあればワイドなブレイクの中にも形の切れ目と距離を探せそうですが、ロングボードで遊べるサイズはありながら堤防から離れたエリアのトロ速いブレイクがメインなっているので、距離を乗れても波のフェイスを楽しめるブレイクではなく、安定したピークやお手軽さを含めて普段の楽しみが半減した波に思えました。
太東2
ミドルエリアのワイドさとインサイドの複雑さに影響されてサイズが復活しても大して期待はできず、ロングボードを基準にするならこの日のサイズくらいが一般向けかもしれません。
太東3
手前のボヨつきやすさは上げに向かうまとまりの変化を台無しにしてしまうので、地形に対する対応を重視すると引き始めからの方が乗りしろのある波を探せると思います。

夷隅

3/19火曜日16時頃の地形チェックレポートとなります。潮は引きに向かう中間くらいの時間帯です。余計なカレントやサイズが働くコンディションながら、ここにとっては狙える条件をキープしていたので個人的には前回の更新頃の対応で意外に遊べる波を探せていました。
いすみ1
しかし、その後の南風からはウネリのリセットが早まり、一宮よりも風の悪影響が目立つコンディションでもあったので、ただのジャンクに変わってしまい以前から広がっているインサイドの地形に対しても反応するサイズが足りなければ多少の癖が解消されたところで気難しいショアブレイクには変わりない様子でした。
いすみ2
今回もNo.1の堤防際にこの日の腰前後がブレイクする地形が確保されていてレフトの復活に期待できそうな雰囲気はありましたが、全体的にはミドルエリアの広がりはイマイチな印象で広がったインサイドをメインに狙う状況です。
いすみ3
車からの景色では変化に気づき難いものの、ビーチに下りると対応する地形の広さを感じれると思います。一見すると普段と変わらないショアブレイクに思えますが、胸〜肩サイズの復活があった場合は上げ際や干潮前にピークのまとまりに期待でき、意外やこれまでよりも乗りしろのある波になっているかもしれません。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回の更新からは木曜日に予想以上のウネリの復活があり、午前中の様子からはハードながら週末のウネリが約束された雰囲気でした。
オフショアの影響を受けた午後の落ち着き具合いで夕方の遅遅には志田周辺の対応がよくなっていて、金曜日になると肩くらいのセットは残りつつ昼頃にはサイズを調整できるほどのウネリがなくなってしまい、以前のクローズで荒れた地形にとっては腹〜胸サイズに対しても深さが気になる反応に変わって物足りなさを感じていました。
東浪見〜志田周辺のような浅さをキープした地形にとっては潮が引きに向かう変化で波が痩せて形のまとまりが悪くなったり、一宮方面では手前に集まるショアブレイクの対応が目立ち、干潮に向けてボヨつきを回避しながらアウトを使おうとしても乗り心地はハッキリせず、潮が多い時間帯に安定した波を狙えたものの、上げ際や引き始めの見込みのあるタイミングも期待するほどの変化はなかった印象です。
さて、この先の波は長く続いた南岸低気圧は途切れている状況ながら、気圧配置の入れ替わりは頻繁でこのエリアの北側を通過する低気圧の影響が大きくなりそうです。
東北の沖に通過した場合は発達の具合いによってウネリが復活する可能性はありつつ、その前に強まる南西コンディションでウネリがリセットされやすく、北東コンディションが続いた期間のようなバックスウェルの反応の良さはないかもしれません。
通過寸前の南西にもレギュラーを狙いやすい形の風波に期待したいですが、今の地形にとっては対応するエリアのバラつきで距離を狙うにも普段以上のサイズが必要になり、南西では志田周辺にとっても条件を満たすサイズアップが難しいので、ブレイクしてもスムーズさを楽しめる反応はない予想です。
干潮に向けた変化で改善できても風波の痩せ方は浮力の強いボードがないと滑りが悪いと思います。バックスウェルが届くまでに北西の風が邪魔するパターンでもあるので、今のところハッキリしたウネリの要因がない状況としてもコンディションの変化で波のまとまりが悪くなり、癖の強い地形にとっては日によって変化するサイズや形の違いに苦戦しそうです。
腹〜胸以下のサイズからは対応する地形の制限と潮時の変化で波探しが困難になると思います。

最後に、水温ですが、南風のコンディションで外気に加えて水温の温かさもあったので、一時的に裸足の対応で問題ない雰囲気になったものの、今週(3/18W)に入ってからはブーツやグローブの準備が必要な外気に戻っていて、まだまだ気を抜ける水温ではありません。

[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(fuji)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 30 (土)
    グラフ 31 (日)
    グラフ 1 (月)
    グラフ 2 (火)
    グラフ 3 (水)
  • 週間予想

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 30 (土)
    グラフ 31 (日)
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    グラフ 2 (火)
    グラフ 3 (水)
  • 週間予想

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