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TRIP GUIDE
サウスカリフォルニア

サウスカリフォルニア カリフォルニア

Southern California

9〜11月の秋がベストシーズンで、夏のペルー沖で発達した南ウネリと冬の北西〜西ウネリの両方楽しめる。ただし、1年中サーフィンは可能。風は比較的弱いが、北東のものが多い。

スウェルサイズ
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フェイスコンディション
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サーフレベル
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カリフォルニア サウスカリフォルニアクチコミ数:61

サザンカリフォルニアはベンチュラ以南からメキシコ国境の町サンディエゴまでのエリア。夏の南ウネリをメインに、冬の北ウネリ、そして西ウネリと広範囲にウネリを拾い、カリフォルニアの中でも最もコンスタントにサーフィンを楽しめるエリアである。そして、ここではサーフィンは確実に文化の一つとなっており、至る所にサーフショップが点在し、最新のサーフィンカルチャーを感じることができる。また、ポイントに関してもマリブビーチやハンティントンビーチなどポピュラーポイントが目白押し。全体としてはファンウエイブとなっており、テクニックを磨くには最適の波で、ビギナーからOKなイージーなビーチブレイクもあり、日本人サーファーも充分サーフィンできるエリアである。ただし、それだけに混雑も見られ、しかもサーファーのレベルが高いので、波の取り合いはかなり激しい。全体的には夏の南よりのウネリが良く、5月頃から発生する南太平洋の勢力の強いストームによる南ウネリが南向きのエリアを中心にしっかりとしたスウェルが届くこととなる。そして7〜9月が南ウネリのピークとなり、秋にむかって徐々になくなっていくパターンが基本となる。ただし、9月頃から届きはじめる冬の北ウネリでもサーフィンできるポイントが多く存在するため、常にどこかでサーフィンできるだけの波があるのがこのエリアの特徴であろう。

●カウンティーライン
ザ・ポイントとザ・ビーチと呼ばれる2つのセクションに分かれる。ザ・ポイントはあらゆるウネリに反応するが、冬のウネリでベストとなる主にレギュラーのブレイク。2〜10フィートまでサーフィンは可能となっている。一方、ザ・ビーチはクリーンなビーチブレイクのポイントで、トロめのショルダーがレギュラー、グーフィーともに続く。冬には厚いリップを伴ったビッグチューブも姿を現わし、2〜10フィートまでサーフィン可能。西からのウネリの時がベストとなる。

●マリブ
古くから多くのサーファーに愛され、数々のヒーローを生んでいるレギュラーのポイントブレイクで、パシフィックコーストハイウェイから車でポイントチェックができる。サーフィン可能なウネリは主に夏の南からのものとなるが、そのパーフェクトなブレイクと開放的な雰囲気から、混雑は避けられないポイントとなっている。ポイントは3つのセクションに分かれており、1番右奥に位置するサードポイントは速くホレた波が特徴だが、6フィート以下のサイズではファーストポイントまで乗り継ぐことができ、ロングライド可能なことも多い。南ウネリの時、そして潮があげている時にベストなブレイクとなる。ただし、南ウネリの時ほどではないが、西ウネリにも反応する。そしてセカンドポイントはさまざまなアクションが可能なショートボードに適したブレイクで、南〜西のウネリに反応する。そしてファーストポイントは形の整ったレギュラーのサマーブレイクが特徴で、近年はロングボードポイントになっている。南ウネリに反応するが、逆に冬の北よりのウネリには反応しない。基本的にどんなタイドの時でもライド可能だが、満潮から干潮にむかっている時に波がホレはじめ、ベストな時間帯となる。

●トパンガ
サンタモニカの北に位置し、ロサンゼルスの都市部から近いポイントであるため、多くのサーファーで賑わっている。あらゆる方角からウネリを拾い、初心者からOK。特に西からのウネリによるブレイクが良く、ピークから完璧なレギュラーのロングウォールが延々と続くことがある。ただしローカリズムがきつめなので、ローカルを気遣いながらのサーフィンが基本となる。

●マンハッタン・ハーモサビーチ
ビーチブレイクが延々と続くエリア。ビーチのため、砂の付き方でシェイプが変わるが、ピアの両サイドは砂が付きやすいため、比較的整ったコンディションでサーフィンが楽しめる。あらゆるスウェルでブレイクするが、冬の2〜6フィートの北西〜西ウネリの時がベストとなる。決して1級品のブレイクとは言えないが、イージーな波質でビギナーから楽しめるポイントの上、ロサンゼルスから近いという理由から、人気の高いポイントとなっている。

●ハンティントンビーチ
毎年、夏にWCTのイベントが行われ、多くのサーファーを集めるサーフシティ、ハンティントンビーチ。有名なピアの周りにはサーフショップが立ち並び、世界のサーフィンの流行発進地といった感がある。ブレイクはビーチで、サンドバーが波のクオリティーに大きく左右するが、ピアがあるためにその周りに砂が付き、理想的なコンディションを作り出している。波はパワフルで、他のポイントが小さくてもここでは1年を通じて1〜2サイズ大きめの波でサーフィンが楽しめる。ポイントはピアを中心にノースとサウスに分かれ、その特徴もそれぞれに異なる。まずノースサイドは、主にピアから離れて崩れるグーフィーの波がメインで、レギュラーの波は西からのウネリが届いた時となる場合が多い。でもそんな時はサウスサイドのブレイクも決まっている場合が多いので、どちらもチェックしておいた方が無難だろう。潮は干潮から満潮へ動いている時がベストとなり、サイズは2〜8フィートまでライド可能。小さい時はビギナーからサーフィンを楽しめるが、大きくなると流れが発生し、テイクオフポジションをキープするのが困難になる。また、ブレイクも速くなる時が多いので、サーフィンは中級以上のサーファーに限られてしまう。沖へ向かうチャンネルはウネリの向きと逆側のサイドのピア沿いに見つかることが多く、特にサイズがアップした時はかなりのリップカレントが発生するので、その流れを利用すると比較的ゲットが楽。一方サウスサイドは、レギュラーの波もブレイクするが、夏の南ウネリの時にはピアに向かって崩れるグーフィーのブレイクがメインとなり、トッププロともなるとコンテストの時には危険を省みずピアの間を通り抜けてノースサイドへ乗り繋ぐこともある。ただし、南からのウネリが大きくなってしまうとワイドなブレイクとなり、セクションを繋ぐことが難しくなる。また、冬の北からのウネリでもライドは可能だが、ワイドなダンパー気味のブレイクが多くなってしまう。また、夏、冬とも潮の流れが速く、常にピアに向かってのパドルが必要となる。そしてここで特筆すべきは、このサウスサイドに限り、夏の間の11:00〜17:00はサーフィンを制限しているということだ。そんな時は、いくら波が良くても速やかにノースサイドへ移動すること。ただし、ノースサイドに人が集中し、ポイントパニックが見られることもある。

●ニューポートビーチ
南北に延びる長いビーチが特徴で、典型的なビーチブレイクだが、その中に数ヶ所のジェッティーがあり、○○STREETといったように通りの番号がポイントの名前になっているところが多い。2フィートからサーフィンが可能で、初心者から上級者まで1年中サーファーで賑わっている。ただし、サイズが上がりすぎるとビーチだけにクローズアウトコンディションとなってしまい、サーフィンは不可能となる。大別してピアからジェッティーまでの間は4ヶ所に分かれ、ピアサイド、センターのノースサイド、サウスサイド、ジェッティーサイドとなる。ピアサイドは比較的ロングボーダーが多く、年配サーファーが集まるポイントとなっている。近くにはハンバーガーショップ、バー、雑貨屋、サーフショップなどが集中している上、パーキングも大きくてなかなか便利。ピアに向かってのレギュラーはややたるめのブレイクが多いが、形はまずまずで、風のゆるい朝を狙えばビギナーサーファーでも練習になるほどイージーブレイクとなる。そしてセンターのノースサイドとサウスサイドはホローなブレイクが多く見られるため、ショートボーダーがかなり楽しめるポイントだ。しかも、ピアサイドよりもワンサイズ大きく、レギュラー・グーフィー共にショルダーの張ったブレイクを見ることが多い。ジェッティーサイドは、コシ〜ハラ位のサイズの小さい時にまとまりを見せる。特にジェッティーのレギュラーサイドは形良くブレイクしてくるため、ロングライドも可能になることが多い。

●トラッスル
シェイプの整った長いショルダーが続くレギュラーのポイント。常にハイレベルなサーフセッションが行われ、サーファーたちがしのぎを削っている。そんな環境から、ここは多くのトッププロサーファーを輩出しており、日々最新のマニューバーが生み出されるハイサーフエリアとなっている。そして、当然のことながら波のクオリティーも折り紙付き。このポイントは2つのセクションに分かれており、アッパーズとロウワーズに大別される。アッパーズは主に冬の北西〜西ウネリをキャッチし、長いレギュラーのショルダーが続き、めったにクローズアウトにはならない。チューブを巻く時もあるが、基本的にはホレすぎず、厚すぎない波質なので、マニューバーを描くには最適のブレイクといえる。潮や風の影響も受けにくく、サーフィンができないほどのコンディションとなることもない。さらに南のウネリにも反応するので、1年を通じてコンスタントに1級品のブレイクが楽しめるポイントとなっている。そしてロウワーズも1年中コンスタントにロングライド可能な1級品のブレイクをみせるポイントだが、ベストは夏の南〜南西のウネリが入った時。こちらも基本的にはマニューバブルなレギュラーブレイクとなっていて、シェア& コリー・ロペス、クリス・ワード、シェーン・ベッシェンなどのトップサーファーもしばしば姿を見せる。クローズアウトになることはほとんどないが、2〜10フィートでサーフィン可能。ただし、これだけの条件が揃っているポイントだけに、混雑は避けられない。しかもハイレベルなだけに、中級以上の日本人サーファーも楽しめる最高のブレイクであっても、なかなか波に乗ることができないまま1日が終わってしまうということもある。アクセスには15分ほどトレイルを歩く必要があり、一応舗装されているが、路面は荒く裸足だとキツいので、靴、サンダルなどを履いていくのがよいだろう。ちなみに駐車場はあるが、夕方にはゲートが閉められてしまうので注意が必要。

●オーシャンサイド
ハイクオリティーで、1年中コンスタントに楽しめる波がブレイクするビーチのポイント。レギュラー、グーフィー共に1〜8フィートまでライド可能で、初心者でもOK。ただし、午前中だいたい10:00にはオンショアが吹いてコンディションが乱れる場合もあるので、その前の朝イチのサーフィンがおすすめとなる。パーキングロットの前にはジェッティーがあり、その北側(ノースジェッティー)と南側(サウスジェッティー)で理想的なサンドバーが作られることが多い。ノースジェッティーはこの辺りで最もコンスタントにサーフィンできるポイント。サウスジェッティーは主に夏にグーフィー、冬にレギュラーのブレイクをみせるポイントである。しかし、夏の間は日中のサーフィンは禁止されている。

●ブラックスビーチ
高い崖の上から見下ろせるビーチブレイクのポイント。冬の時期はカリフォルニアでも随一のパワフルなウネリが届き、レフト、ライト共に厚いリップを伴ったチューブの波が楽しめる。他のポイントよりも1〜2サイズ大きいことが多く、2フィートからサーフィンが可能なため、常にサーフィンできるだけの波はあると思ってよい。時には15フィートにまでサイズアップすることもあるが、サイズが大きくなりすぎると強烈なカレントが発生し、ゲッティングアウトが極端に厳しくなる。ワイプアウトも強烈になるので、大きい時は初心者は避けた方が良いポイントである。さらに崖を降りて行かなければならず、ポイントから駐車場が遠いため、車上荒しが多発している。なお、ここはヌーディストビーチとなっており、週末になると裸の男女が日光浴を楽しんでいる。

●ウインダンシー
ポイント開拓以来、長い歴史を誇るウインダンシー。ここは夏の西〜南ウネリがメインで、他のポイントよりも大きめのサイズでコンスタントにサーフィンが楽しめる。レギュラー、グーフィー共にライド可能だが、レギュラーは長くショルダーが張ったマニューバーを描ける波、グーフィーは短いがパワフルな波が特徴といえる。かつてはかなりローカリズムが強く、ビジターが波に乗れるチャンスはないに等しかったが、最近その傾向も弱まってきている。ただし、波質としてはそれほどハードではないにせよ、大切に守られてきたポイントだけに、初心者、団体のパドルアウトは避けた方が無難といえよう。また、このポイント以南のサンディエゴエリアにもオーシャンビーチ、インペリアルビーチなどのポイントが存在し、多くのサーファーで賑わう人気のエリアとなっている。

基本情報カリフォルニア サウスカリフォルニア

公用語
英語
通過
USドル
経路
ロサンゼルス空港へ直行便が運行。約10時間
時差
−17時間。ただし4月初旬〜10月下旬のサマータイム時は−16時間
注意
ヘロイン・LSD・大麻などあらゆる麻薬の栽培、売買、所持は連邦法に準じた州法で禁止されていて、年々取締りも厳しくなっている。州によっては、マリファナをたとえ1本でも所持していた場合でも、US$10000(!)もの罰金を科す法律ができたほどだ。また、娼婦を装った美人の婦人警官によるおとり捜査が行われていて、買おうとした男性客が御用となったこともある。アメリカは州によって法律が違うので注意するように。ビーチ沿いは比較的治安は良いが、サーフボードを車に乗せっぱなしにするなどは避けたほうが良い。
※常に情勢は変化するので外務省へのリンクを活用して下さい。
外務省HP
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