『Corona Open J-Bay』4日目 ジョーディがパーフェクトヒート&サメ出現!? | サーフィンニュース BCM | コンテスト

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『Corona Open J-Bay』4日目 ジョーディがパーフェクトヒート&サメ出現!?


PHOTO: © WSL/Cestari

現地時間7月18日、南アフリカの「J-bay」を舞台としたCT第6戦『Corona Open J-Bay』は4日連続でコンテストが進行。
南アフリカでアパルトヘイトと戦ったネルソン・マンデラの命日でもあったこの日に期間中最も大きなウネリが入り、R3から再開。
オフショアが強まる傾向ながら素晴らしいコンディションで4つの10ポイントがスコア。
その内の2つはジョーディ・スミス(ZAF・写真最上部)がR3の1ヒートでメイク。CT史上10度目のパーフェクトヒート。「J-bay」では初となる歴史的な一日でした。

「最高の気分だね。波に恵まれた’J-bay’でパーフェクトヒートの機会を得ることが出来るなんて信じられないよ。最初の2ヒートは自分にとって良くなかったから、特にそう感じるね。波はまだまだ続きそうなので、更に勝ち進みたいよ」

ルーキーのレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)とR3で対戦したジョーディはヒート開始直後に2本の8ポイント台をマーク。
更に特大のセットを掴んだジョーディは弧を描くビッグマニューバーからインサイドセクションでバレルをメイクして最初の10ポイント。
後半にはカービング、テールスライド、ダブルバレル、ビッグフローターでフィニッシュ。’J-bay’で可能な全てのマニューバーを流れるように行い、ビーチに集まった沢山のギャラリーを熱狂させて2つめの10ポイント。
これ以上ないという完璧なゲームでした。


PHOTO: © WSL/Cestari

「ここでは自分の全てを出し尽くす必要がある。レオ(レオナルド)は特にレールを使うのが素晴らしく上手い。彼を倒したいというより、自分のベストのサーフィンをするしかないという気持ちの方が強かったのさ。あのヒートでは幸運にも最高の波に乗ることが出来た。本当に信じられないほどの波だったよ。まさか’J-Bay’でパーフェクト20を出すなんて夢にも思わなかった」

更にジョーディはR4でもフィリッペ・トレド(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)を相手にリズム良くスコアを重ねますが、小さなサメがラインナップのすぐ近くをジャンプ。
2015年にミック・ファニング(AUS)がファイナルでシャークアタックに遭ってから特にこの場所での安全対策は厳重となり、選手をボートに避難(写真上)させてヒートが中断。
後日、ヒート途中から再開されるか、それとも最初から行われるかコンディションを見て判断されます。


PHOTO: © WSL/Cestari

R3では、その他にジョーディの次のヒートに登場したジュリアン・ウィルソン(AUS)が10ポイントを出してジェレミー・フローレス(FRA)を圧倒。
更にジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、コナー・コフィン(USA・写真上)が2本の9ポイント。7〜8ポイントがアベレージスコアになってしまうようなハイレベルなショーが繰り広げられていました。

「これ以上の波はないね。信じられないような波に興奮したよ。対戦相手のパーコ(ジョエル・パーキンソン)は、ここでベストなサーファーの一人。そんな彼とヒートを戦えて嬉しい。私達はこの惑星上の他のどの波よりもここでサーフィンするのが好きなんだ。だから、本当に楽しかったさ。夢が叶った。ここにいるのが本当に幸せだし、最高に楽しんでいるよ」

カリフォルニアを代表するポイントブレイク、リンコンをホームとしているコナー。
誰よりもその波をスタイリッシュに乗りこなすことは、毎年開催される『Rincon Classic』で何度も優勝経験があることが実証しています。
同じライトのポイントブレイクである’J-Bay’でもスタイルを崩さず、R1でジョーディ、R3ではジョエル・パーキンソン(AUS)と共に2度の優勝経験がある二人を完璧に抑えていました。
特にR3の9.47で見せたバレルを抜けてからのフィニッシュのレイバックにしびれた方も多かったのでは?


PHOTO: © WSL/Tostee

サメ出現で中断されたR4のH3の前、2ヒートではガブリエル・メディナ(BRA)とフレデリコ・モライス(PRT・写真上)が1位通過でQF進出。
共に9ポイントを2本出していましたが、フレデリコのヒートではジョン・ジョンがこの日4本目のパーフェクト10をスコア。
会場が大いに盛り上がる中、R3でジョン・ジョンに完璧に抑えられたジャドソン・アンドレ(BRA)が笑顔で10ポイントのアピールをする場面も。
この日の’J-Bay’はそれだけ良い波で、ある意味「カオスな光景」だったと言えます。

「ミックとジョン・ジョンとの対戦。人生で最高のヒートだったね。ジョン・ジョンはこれ以上ないような波で10ポイントを出して自分も9ポイントを二つ。ミックも良い調子だった。前の2ヒートは自分のベストのサーフィンが出来なかったので、このラウンドでは全力を尽くして完璧にやらなければと思っていたのさ。最後に本当のサーフィンが出来たと感じたよ」

ベルズ戦以来、2度目のQF進出を決めた後のインタビューに応えていたフレデリコ。

R4に勝ち上がった選手は全てが強敵であり、優勝候補。
特に止まらない勢いのジョン・ジョン、ディフェンディングチャンピオン並びに4度の優勝記録を持つミックをここで倒したことは大きな自信になることでしょう。
今年のルーキーは例年になく粒揃いと言われていますが、波が良いイベントになればなるほどそれが際立ってます。

前記の通り、R4のH3はサメ出現のために中断。
H4はコナー、ミシェル・ボウレズ(PYF)、マット・ウィルキンソン(AUS)のカードです。


PHOTO: © WSL/Sherman

ネクストコールは現地時間7月19日の朝7時30分(日本時間同日午後2時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西〜南南西ウネリはピークを過ぎる予報。
20日には次の南西〜南南西ウネリが入ることが予想されています。
ライブ中継は公式サイト、もしくはスマホやタブレットの公式アプリから楽しめます。

WSL公式サイト

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