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ウィメンズQS6,000『Los Cabos Open of Surf』終了!


PHOTO: © WSL/Andrew Nichols

年々レベルアップしているウィメンズワールドツアーの狭き門を求めて繰り広げられているQSの中でも最もグレードが高い6,000。
今シーズンは5イベント用意されていますが、その中の1戦『Los Cabos Open of Surf』がメキシコのロスカボスで開催され、現地時間6月10日に終了。

会場の「Zippers」は過去の今イベントを振り返ってもベストなコンディションに恵まれ、「スピード・パワー・フロー」の全てを兼ね備えたシルヴァナ・リマ(BRA・写真最上部・下)が優勝!
2015年に2位、2016年に3位になった経験がある彼女が三度目の正直で見事にトロフィーを獲得してQSランキングでも一気に2位にアップしました。

「最高の気分よ。何年も前からここでサポートしてくれた皆に心から感謝しているわ。ブロンテは凄いサーファーだし、ファイナルで彼女と対戦出来てとても嬉しかった。ファイナルは’ベストのサーフィンをするだけで良い’と自分に言い続け、不思議と緊張はしなかったの。こんなの初めてよ」


PHOTO: © WSL/Andrew Nichols

今シーズン、34歳にしてワールドツアーに返り咲きを果たしたシルヴァナですが、シーズン前半は結果を残せず、ほぼ最下位のランキング14位。
ツアーのメンバーが多かった今イベントでの優勝は後半戦の自信にも繋がることでしょう。

「毎年、優勝まで惜しいところまでいってやっと手に入れた勝利。夢が実現したわ。この瞬間を誇りに思う。そして、この優勝をずっと忘れないわ。多くの人が’今年はあなたの年よ’と言ってくれたことが嬉しかったし、自分を強く信じ始めた。大きな自信を持ってホームに戻り、’スーパーガール’と戦うためにトレーニングを始めるわよ。でも、今日だけは勝利の余韻に浸りたい」


PHOTO: © WSL/Andrew Nichols

シルヴァナとファイナルを戦ったのは今イベントのディフェンディングチャンピオン、ブロンテ・マコーレー(AUS・写真上)
SFでは今シーズン好調のセージ・エリクソン(USA)を倒して2年連続のファイナル進出。

「このイベントではシルヴァナがベストサーファーだと感じたわ。多くのヒートで良い勝ち方をしていたし、ファイナルは厳しい戦いになると思った。最後は自分のサーフィンに納得がいかなかったけど、QSでは上手くやれそうね。これからカリフォルニアに少し滞在してからホームに戻るのが楽しみよ。その後はQS、CTに挑むわ」

元CT選手のデイブ・マコーレーの娘、ブロンテは2017年の唯一のルーキー。
今回の2位でQSでは3位まで上昇していますが、ツアーではシルヴァナと同じランキング14位と厳しい戦いを強いられています。

なお、今イベントには多くの日本人選手が参加していましたが、R4まで進んだ大村奈央、野呂玲花、西元エミリの3名が最高位で良い結果は残せませんでした。
同時開催のジュニアでは西元エミリがSF進出を果たしています。

ウィメンズQSの次のビッグイベントは7月28日〜30日にカリフォルニアのオーシャンサイドで開催される『Paul Mitchell Supergirl Pro』
その前にメンズを含めた南アフリカレッグがあります。

『Los Cabos Open of Surf』結果
1位 シルヴァナ・リマ(BRA)
2位 ブロンテ・マコーレー(AUS)
3位 キーリー・アンドリュー(AUS)、セージ・エリクソン(USA)

WSL公式サイト

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