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ウイメンズ界の初代BWTチャンピオンに輝いたペイジ・アルムス(WSLコラム)


Photo: WSL / Kelly Cestari

今シーズンからBWT(ビッグウェイブツアー)に追加されたウイメンズ部門。今季のウイメンズイベントは1つしかなかったので、「ピアヒ・ウイメンズ・チャレンジ」を制したペイジ・アルムスが、自動的に2016/2017年シーズンのBWTチャンピオンとなりました。でも、ペイジ・アルムスって?

ウイメンズのビッグウェイブサーファーとして世界的に最も有名なのは、ブラジリアンのマヤ・ガベイラ。可愛らしいルックスとは裏腹のハードチャージで、ビッグウェイブアワードのウイメンズタイトルを過去5度に渡って獲得しています。

もう一人、ウイメンズのビッグウェイブサーファーとして外せない存在はハワイアンのケアラ・ケネリー。ケアラは昨年のビッグウェイブアワードにおいてバレル部門を受章。同部門はウイメンズ限定ではないので、メンズのエントリー作品を相手にしながらも、ウイメンズとして初の受賞という快挙でした。

一方のペイジは、昨年のビッグウェイブアワードではウイメンズタイトルを獲得。マウイ島ジョーズにて、女性サーファーとしてジョーズでは過去最大サイズの波に乗り、さらには女性初のバレルメイクを見せたためです。とは言うものの、知名度ではマヤやケアラには及びません。

にも関わらず、マウイ島ジョーズが会場のピアヒ・ウイメンズ・チャレンジでは、蓋を開けてみればペイジの圧勝。しっかりとピークから波を掴み、乗り切ったサーファーがペイジだけだったのです。では、なぜ他のサーファーとそこまで差が付いたのか?

ウイメンズのビッグウェイブサーフィンは、ジェットスキーに牽引してもらって波に乗るトウインサーフが一般的で、マヤやケアラの偉業もトウインサーフによるものでした。しかし、ペイジが献身しているのは自力で波に乗るパドルインサーフ。

そして、現代のビッグウェイブコンテストの主流はパドルイン。身長180センチ体重70キロという体格にも恵まれたペイジは、今後のウイメンズのビッグウェイブサーフィンを牽引していくはずです。注目してみてはいかがでしょうか。



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