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まあるいものを見る旅「北海道は寒いどーっ」

日本最北端の宗谷岬に到達したものの、やはりサーフィン出来る波が恋しくなって再び南下、根室近辺の太平洋側へ舞い戻ってきたという久米ファミリーとムンボバス。種子島での南国サーフィンに慣れているミツさんから、北海道でのサーフィンについての熱い(寒い!?)コラムが届いていますのでご紹介。


北海道入植130年ということ知っているだろうか?それまでのアイヌ人の文化を除いて、130年で創った町と文化ということ。人間でさかのぼると、25歳で子供を産むとして、約5世代前の人が移り住んで開発したということ。それでこの寒さで、これだけ町が発展してるのだから、人間の繁殖力はすごい。
インディアンのようなアイヌ人の文化も魅力的だけれど、その話はまた。

こちらのサーフィンは、ともかく寒さとの戦い。夏だけ一ヶ月いただけで大きな口をたたけないけれど、聞いた話では、冬はみんな家でドライスーツを着込み、そのまま着替えずに車に乗り込んで帰っていくという。ブーツと手袋は必需品だし、シャーベット状の海に入ったり、吹き付ける雪が頭に積もるとか、そんなのは当たり前の様子。それに耐えられる人しか、海に入ることはできない。マイナス20度という気温は体験したことないけれど、それでも海に入るのだから、恐れ入ります。この夏に海に入った感じでは、夏なのに水は冷たく、一時間でもういっぱいという気分。

寒さに強いと自信のある自分でもだ。昆布漁が盛んなこともあって、オンショアが吹くと、海藻のきれっぱしなどが岸に押し寄せ、波も真っ黒になる。空いていていい波と大自然の心地よさ。それを除けばあとは忍耐勝負といった感じ。子供のころからサーフィンするというのは、まず無理でしょう。

その点僕が住んでいる南の島は、暖かい、というか暑い。冬は寒いけれど、マイナスにはならない。こちらの人からみたら、島の冬は夏に感じるかも。「だいたい海パンに上半身裸で、車の後ろのドアを開けて日陰を作り、ギターでもジャカジャカしながら、波がよくなるのを待つんだよ。」なんてちょっと大げさに話をしたら、北海道で生まれ育ってよそへ出ていない人は、「住みたいっ。海パンで海入ってみたいっ」と羨ましい眼差し。

でも、結局のところ寒い北海道にもサーファーはいる。札幌から近いポイントには夏だと200人もサーファーが浮いているといい、近年サーフィンは流行っている様子。
北海道という島は僕の住む島とはスケールの大きさが違うけれど、道は広く空いているので、仲間とワイワイトリップに出かけうねりを求めて、日本海、オホーツク海、太平洋と楽しむことも可能で、誰もいないいい波をあてるのも楽しいはず。
冬の北海道も一度は体験してみたい。極寒水中フォトグラファーという肩書きもカッコいいかも。なんて、夏場の水温で寒がっていては無理かな。面白い写真撮れる前に、脳が凍ってしまいそうだ。

北海道は寒いどー。


このまま太平洋側を移動して、BCMでもお馴染みの浜厚真方面でのサーフィンを期待しているとのこと。この後の旅の様子も随時お伝えして行きます。お楽しみに!

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