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CT第6戦『J-Bay Open』2日目はジョーディが魅せた!



世界有数のライトのポイントブレイク、南アフリカの「J-bay」で開催中のCT第6戦『J-Bay Open』は現地時間7月7日に2日目を迎え、R2のH5からR3のH4まで進行。
前日と同じく公式3-5ftレンジの南西ウネリ。朝はオフショアで整ったクラシックなパーフェクトコンディション。後半はオンショアに変わり、難しい波へと変化した一日でした。

敗者復活戦のR2では、ベテラン勢の活躍が目立ち、ミシェル・ボウレズ(PYF)、アレホ・ムニーツ(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ウィゴリー・ダンタス(BRA・写真下)、ミゲル・プーポ(BRA)、ジョシュ・カー(AUS)、ダスティ・ペイン(HAW)がラウンドアップ。
その一方でライアン・カリナン(AUS)、コナー・コフィン(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)のルーキーが全て敗退。
これでルーキーでR3に進んだのは、前日のR1で1位通過を果たした五十嵐カノア、デイヴィー・キャッスル(AUS)の2名のみに...。



「プライオリティを持つ中、良い波が入ってきたんだ。もちろん、グッドスコアを狙いにいったよ。’J-Bay’を二人だけでサーフィン出来るなんて最高。全ての力を波に注いだのさ。友人であるジャドソンとの対戦は嫌だったけど、ヒートになれば友人かどうかは忘れなければいけないんだ。とにかく、他に誰もいないし楽しんだよ」

R2で最もスコアが高かったジャドソン・アンドレとのブラジリアン&グーフィーフッター対決を制したウィゴリー。
フロントサイドのレギュラーフッターに有利で、過去の勝者を振り返ってもグーフィーフッターは1984年のオッキーことマーク・オクルーポしかいない「J-bay」でのコンテスト。
ウィゴリーを始め、カレントリーダーのウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)、ガブリエル・メディナ(BRA)などまだ数名残っているグーフィーフッターの誰かが優勝すれば、それは歴史を塗り替えることになるでしょう。



4ヒートだけ行われたR3では、ジョーディ・スミス(ZAF・写真最上部・上)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジョシュ・カー(AUS)、ケリー・スレーター(USA)がR4進出を決めています。
その中でもジョーディは、R3のハイエストスコア9.50をマーク。
トータル18.20でコロヘ・アンディーノ(USA)をコンビネーションに追い込んで圧勝。
やや風の影響が入ってマッシーになってきたフェイスにパワフルなカービング、バリエーション豊かなターンを披露して自国のファンを興奮させていました。

「ホームでこんな良い波に乗れるなんて本当に嬉しいし、興奮したね。ここは自分にとって多くのヒストリーと思い出がある。’良い波を待ち、サーフィンを楽しむ’R4もゲームプランは変わらないよ」

2010年、2011年と今イベントで2連覇を果たしたジョーディ。
「J-bay」は初めてビッグウェーブにチャレンジした場所、初めてビッグイベントを観戦した場所。
その他にも多くの歴史があり、彼のサーフィンが最も映える場所でもあります。



フィジー戦で3位に入り、ようやくスランプを脱出した感があるケリー(写真上)は、風の影響が入ったエイドリアン・バッカン(AUS)との難しい最終ヒートを手堅くまとめて今シーズン2度目のR4へ。

「早くから風が強まってしまい、自分達にとって厳しいヒートになった。幸運にもヒート序盤のポジションが良く、ベストウェーブを掴むことが出来たんだ。それが勝敗の分かれ目だったよ」

「J-bay」では1996年の初勝利から通算4勝のケリー。
亡きアンディと熾烈な争いをした舞台でもあり、ジョーディとは違う側面で多くの歴史がある場所でもあります。

R3の残りヒートの注目カードはミック・ファニング(AUS) vs 五十嵐カノア。

ネクストコールは現地時間7月7日の朝7時30分(日本時間同日午後2時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリはダウン傾向。
9日に新しい南西ウネリが入ることが予想されています。

WSL公式サイト



photo: WSL Covered Images

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