『Ericeira World Junior Championships』2日目 日本代表が活躍! | サーフィンニュース BCM | コンテスト

TOPNEWS > コンテスト
NEWS / BCMサーフィンニュース

コンテスト

『Ericeira World Junior Championships』2日目 日本代表が活躍!



現在のヨーロッパでのサーフィンの中心地になっているポルトガル。首都リスボンから約50Km北上した港町、エリセイラで開催中の『Ericeira World Junior Championships』が現地時間1月5日に2日目を迎え、メンズのR1のH5からH13まで進行。
日本代表として選ばれた全ての選手がヒートを戦い、大原洋人、新井洋人が1位通過でR3へ。
森友二、渡辺寛、安井拓海は、初日に登場した稲葉玲王、都築百斗同様にR2の敗者復活戦行き。

また、2016年のワールドツアーのルーキー、五十嵐カノアを始め、イタリアンで唯一世界レベルの活躍をしているレオナルド・フィオラヴァンティ、2014年の同イベントで3位に入っているローカルのトーマス、フェルナンデス、マーガレットリバーのジェイコブ・ウィルコックなどがR3進出を決めています。



2日目の舞台もバックアップの「Praia dos Pescadores」でしたが、初日と比べるとウネリはまとまった感があり、朝方の雨も上がり、晴れ間も除き、ベターなコンディション。いくつかのハイスコアも生まれていました。

H6でコナー・コフィン(USA)の弟、パーカーなどと戦った大原洋人(写真最上部)はバックサイドで鮮やかなターンを重ね、8.50を含むトータル14.17をスコア。
ヒート終了後のインタビューではまずコンディションを聞かれ、「とても難しいよ。風が凄い強いし、バンピーだし、波は厚いしね。次に進めてストークしているよ」

この日最初のハイスコアをメイク。他の二人に大差をつけての勝利。ヒートのゲームプラインについて尋ねられると、「最初は奥で待つつもりだったけど、コーチと話して、ショルダーから波を掴むことにしたんだ。最初に2本乗れて良かったね」

現在のホームであるハワイから5日目に現地入り。今シーズンのハワイでのサーフィンについては、「とても良い年だね。本当に良いパイプラインとバックドアでサーフィンしたとは言えないけど、サンセット、ハレイワで練習していたよ」と話していました。

『Vans US Open of Surfing』での優勝で一躍時の人となった昨シーズン。
最終ランキング34位と現実的な結果に引き戻されることにはなりましたが、彼の戦いはまだ始まったばかり。
ワールドジュニアでは2013年にガブリエル・メディナ(BRA)とSFで戦い、日本人としては過去最高の3位に入った経験があります。
ここでの結果はQSにも繋がるため、今年も上位を狙いたいところ。



QSランキング7位でクオリファイを果たした五十嵐カノア(写真上)は、同じ「Quiksilver」のチームとしてポルトガルの英雄、ティアゴ・ピレスのアドバイスの元、今イベントの優勝を狙っています。

「コンディションは良く無いけど、勝ち進めて嬉しいよ。あといくつかのヒートの後、メインの’Ribeira D’Ilhas’に移動することを願いたい。ここではティアゴに助けられている。この場所に詳しい人が近くにいるのは頼もしいよ。今回は彼の母の家に滞在している。そこからは波も見えるんだ」

まだ18歳のカノアですが、ワールドジュニアは低年齢化が進んでいるワールドツアーなどを考慮して参加出来る年齢が引き下げられるため、これが最後の戦いになる可能性も。
ガブリエルがツアーに参加しながらも固執したワールドジュニアのタイトル。限られた期間にしかチャンスがないだけに、魅力的なのでしょう。



この日、2番目のスコア9.10をマークした新井洋人(写真上)は相性が悪いワールドジュニアで初のR3進出。
バックサイドでスウィートスポットでの美しいターン。大きなスプレーを上げてパワフルなライディングを披露。MCも絶賛していました。

「今までR3を通過したことがないから、まずはそこが目標。水は日本の方が冷たいし、問題無いね。とても楽しんでいるよ。最初の10分間は他の選手とは対照的に波に乗れなくてナーバスになった。でも、ありがたいことに良い波を掴めたよ」

今回、日本代表は田中樹コーチの元に戦っていますが、新井洋人は「Emery Surfboards」のロスとポルトガル入り。
現地でもとてもリラックスして過ごしているそうです。

オフィシャルフォーキャストの『MagicSeaweed』によると強い西〜北西ウネリに加え、風向きが北西から南西、更に南よりの風に変わる見込み。
バックアップの「Praia dos Pescadores」には合わず、厳しい戦いを強いられそう。

ネクストコールは現地時間1月6日の午前7時45分(日本時間の同日午後4時45分)

WSL公式サイト





photo: WSL Covered Images

BCM の Facebook に「いいね!」をしよう

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。