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ジョーディ・スミス 復帰と新しい展望



怪我人が多かった2015年のトップ34の中でもルーキーのマット・バンティング(AUS)とジョーディ・スミス(ZAF)は約半分のイベントを欠場し、シーズンを棒に振ることに...。
特にジョーディは大柄な身体を活かしたビッグマニューバーとダイナミックなエアリアルで日本でも人気があるため、残念に思ったファンも多かったのでは?

膝と腰の2カ所を痛めたジョーディはトリプルクラウンで復帰。ハレイワでは49位、サンセットでは17位と徐々に調子を上げて最終戦のパイプラインではR3敗退と良い結果を残せなかったものの、R2ではバックドアでディープなバレルをメイク。得意のフルレールでのカットバックも披露して完全復活をアピールしていました。

マットと共に2016年は特別にワイルドカードを与えられたジョーディにWSLのエディター、ダニエル・ジェンクがインタビュー。
キャリア最大の怪我で続いた苦悩の日々。それを支えてくれた妻の話や、復帰後の話など。

■JS=ジョーディ・スミス


■WSL
コンテストに復帰した気分はどうだった?


■JS
本当に良い気分だったよ。復帰には凄い時間がかかった。ただの軽い怪我では済まず、もしかしたら、自分のキャリアが終わってしまうのでは?とも考えてしまったよ。
今回のハワイ・ノースショアのシーズンは来年のウォームアップになるだろう。今まで’取り組んできたこと’を鍛えるつもりさ。


■WSL
その’取り組んできたこと’とは具体的に何?それをもっと良くしようとしているの?


■JS
精神的な部分だね。コンテストは’メンタルゲーム’なんだ。それが勝負の明暗を分ける重要な鍵。この5〜6年はコンペティションのサーフィンとフリーサーフィンの境について悩んできた。自分が何をしたいのかってね。
ワールドタイトルが欲しい一方、素晴らしい映像も残したい。
でも、将来、自分のサーフィン人生を振り返った時、本当にあって欲しいのはワールドタイトルの方だって思ったんだ。


■WSL
怪我の克服からコンペティションへ復帰。難しいと感じた?


■JS
コンペティションでは良くあることだよ。もう染み付いているもので、例えば、サッカー場に立った時、自然に勝ちたいと思ってボールを蹴ったり、走ったりするでしょ。最も難しいのは、ハワイに来る全ての選手が勝つために戦っているということさ。波の選択、ヒートの組み立て方は復帰して最も慣れるのに時間がかかった点だね。まあ、数ヒートもこなせば感覚は取り戻してくるけど。コンペティションは数字に左右されるゲーム。ヒートではそれを求められるんだよ」




■WSL
あなたは妻に支えられているように見えるけど、キャリアで最大の怪我を負った今回、彼女のサポートはどうだった?


■JS
彼女の支えは完璧だった。全て失ったような気持ちを理解してくれたんだ。彼女のことは本当に尊敬しているよ。回復までの2ヶ月間、大きなアップダウンがあった。先が見えずに凄いイライラして沈んでいたこともある。一日6時間の治療とトレーニング。それだけの運動をしても結果が出なかった時、やっていた全てに疑問を感じ初めていたんだ。そんな自分と一緒に通って対処してくれていた彼女は本当に大変だったと思うよ。彼女はこのやり方が間違っていないと断言し、オレに治療とトレーニングを続けさせたんだ」


■WSL
来シーズンを見据え、休暇はどのように過ごすの?


■JS
みんながそうする前に、すでにリラックスした時間を過ごしている。
そして、彼らがリラックスモードに入る時、自分は早々と動き出すつもりさ。


■WSL
休暇の間、大きな計画はあるの?


■JS
昔からの念願だったNYに行く予定。
以前にCTが行なわれた時、皮肉にも怪我をして行けなかった。
セントラルパークのクルーズにホワイトクリスマス。アイススケートとNYを歩き、美味しいピザでも食べたいね!

...インタビューの後日、自身のInstagramで妻とNYのアイススケート場にいる写真をポストしています。

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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