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ブルース・アイアンズがパイプマスターズに出場!



12月8日〜20日にオアフ島・ノースショアのパイプラインで開催されるトリプルクラウン並びにワールドツアーの最終戦『Billabong Pipe Masters』にブルース・アイアンズ(HAW)がリプレイスメント(代理)として出場することが発表されました!

パイプマスターズは昨年からフォーマットが変わり、招待選手32名によるトライアルを勝ち上がった僅か2名のみがワイルドカードとして出場。
前年まではパイプラインのスペシャリスト14名の枠が用意されていたため、大幅に縮小されたことになり、ハワイアンの中で物議を醸すことに...。

ブルースも兄の名前(正式名称は『Billabong Pipe Masters in Memory for Andy Irons』)が入ったイベントに自分が出場出来ないのはおかしいと話していました。

「兄のメモリーイベントにもなっているパイプマスターズに出場する機会が与えられ、とても光栄だよ。数週間前、キーレン・ペロー(WSLのコミッショナー)に出場が可能かどうかを尋ねたんだ。彼は全てを理解して完全に受け入れてくたよ。自分が出場する変わりに誰かが犠牲になることは理解しているさ。それは望むべきことではないけど、世界最高のパイプという舞台に本気で出場したかったんだ。本当にイベントを楽しみにしているし、波が良くなることを願っている」

2010年11月に他界した兄、アンディは3度のワールドタイトルと4度のトリプルクラウン獲得。
パイプマスターズも4度制した誰もが認めるサーフィン界のレジェンドであり、ハワイ州知事が『Andy Irons Day』を定めるなどハワイの英雄として永遠に語り繋がれることは間違いありません。

そんなコンペティション志向だった兄とは対照的に10代の頃からフリーサーファーの代表格としての印象が強いブルースですが、2001年、22歳の時にワイルドカードとして出場したパイプラインではスタイリッシュなアプローチで強豪を倒して優勝し、コンペティションでも通用することを証明。

2004年からはワールドツアーの一員として世界を回り、その年の冬の『The Quiksilver In Memory of Eddie Aikau』でクレイジーなチャージを見せてアンディさえも掴めなかった『THE EDDIE』の称号を手に入れていました。
2008年にはバリ島のウルワツで開催された『Rip Curl Pro Search』で優勝して5年間戦ったツアーから引退。
その後はハワイで開催されるイベントだけにスポット参戦しています。



今回のブルース出場を決断したキーレンは、「ブルースと今回の出場の可能性について話し合い、今シーズンのパイプで再び彼がチャージする姿を見ることは素晴らしいと判断したんだ。彼はパイプラインで常に目立つ存在であり、コンディションが一番良くなった時は世界のベストサーファーの一人に残るよ。引退したフレッド・パターチアと怪我で欠場のマット・バンティングの代理として用意された席の一つを手に入れたふさわしい志願者であると私達は感じている。素晴らしいイベントになることを願っているよ」とコメント。

トリプルクラウンの前哨戦『HIC Pro』には兄がトレードマークとしていた日章旗をサーフボードのボトムのデザインに起用。
兄の意思を受け継ぐブルースのパイプラインでのチャージを今から楽しみにしておきましょう!

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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