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『Quiksilver Pro Gold Coast』ファイナルデイを戦う8名が決定!



オーストラリア・ゴールドコーストのスナッパーロックスで開催中のWCT開幕戦は過去に類を見ないほど波に見離されています。
サイクロンのウネリを期待して異例の延長をしたコンテストピリオドも結局は予想が外れてしまい、R1から11日振りに再開した現地時間3月11日はスモールコンディションに加えて風の影響も入った難しい波でR2の12ヒートがなんとか進行。
ケリー・スレーター(USA)、ミック・ファニング(AUS)などのR1を取りこぼしたトップシードの選手が確実に仕事をこなしてR3へ。
翌日の12日はR3からR5までの20ヒートをこなすマラソンデイ。ファイナルデイを前にQFを戦う8名が決定しました。

前日と比べるとサイズアップして波質も上向いていたとはいえ、本来のスナッパーロックスとは言い難く、波数も少なめ。
そんな中、活躍したのはヤングブラジリアン、ローシード、グーフィーフッター。
オープニングヒートでルーキーのイタロ・フェレイラがケリーを倒したのを皮切りにミゲル・プーポ、ウィゴリー・ダンタスがジョシュ・カー(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)とレッドジャージを着たトップシードの選手を次々と倒していきます。
このキーワードに一つでも当てはまる選手では、マイクロことグレン・ホール(IRL・写真最上部)、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、フィリッペ・トレド(BRA)、マット・ウィルキンソン(AUS)がR3を勝ち上がり、R4へ。



その他、タジ・バロウ(AUS)、ミック・ファニング(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)がラウンドアップ。

一方、昨年ブラジリアン初のワールドタイトルを獲得。更に今イベントのディフェンディングチャンピオンでもあるガブリエル・メディナ、そのガブリエルに刺激を受けてシーズン序盤のQSイベントですでに優勝しているコロヘ・アンディーノ(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がR3で早々と姿を消すことに...。

「オレがテイクオフしやすい位置にいたのに、彼が接近してきたんだ。すでに言葉を交わしたけど、別に非難してはいないよ」とガブリエルを倒したマイクロはコメント。

ガブリエル敗退の主な理由は優先権を持っていたマイクロに対しての進路妨害。いわゆるインターフェア。
クロスゲームとなったこのカード。昨年のガブリエルであれば落ち着いて確実にスコアを出していた場面でしたが、今回はタイトル防衛のプレッシャーからか、焦りがあった印象...。

ヒート終了後のインタビューではインターフェアをコールしたジャッジやコンテストピリオドを延長したコミッショナーのキーレン・ピローの判断などに不満をぶちまけ、遂には禁止ワードまで吐き出すほど。2011年のボビー・マルティネスを彷彿させるコメントがまさかワールドチャンピオンを獲得したばかりの彼から出るとは...。


11度もワールドタイトルを獲得しているケリー(写真下)曰く、「最初のタイトルを守るのは難しい」
ケリー自身も最初のタイトルの翌年は5位でフィニッシュした経験があり、マーク・リチャーズ、トム・キャロル、トム・カレン、アンディ・アイアンズのようにタイトルを守るのは難しいとコメント。

開幕戦を13位でフィニッシュしたガブリエル。この成績が長いシーズンにどう影響するのか興味深いところです。



「ビーチから向かっていた時は良い波に見えたんだけど、実際に入るとそうでもなかったね。あの中では良いと思える波を乗り損ねた。でも、後で考えると、もし乗れたとしても十分では無かったのかも。波が良ければ自信はあったのに、マッシー過ぎたよ。最初にタイトルを獲った時、開幕戦は31位だったこともあるから、余り心配はしていないけどね。ただの1イベント。しかし、こんなスタートは好きではないさ」と開幕戦では2009年以来のR3敗退が決まった後、インタビューに答えていたケリー。

噂の『FIREWIRE SURFBOARD』に乗っている今シーズン。ヒート後半にはラウンドノーズの短いユニークデザインのボードにチェンジしていましたが、そのボードで波で乗ることはありませんでした。



3人ヒート(1位はQF、2位と3位はR5へ)のR4ではミゲル、ジュリアン、ミック(写真上)、フィリッペが1位通過。
その中でもR3、R4共に9ポイント台をスコアして好調だったフィリッペは、「ライトの波でサーフィンするのは大好きさ。自信もかなりあるよ。10日間の長い休みでサーフボードの調整もバッチリ。精神的にも余裕が出来たかな。ヒートでは最初の数分で9ポイントを出せたから後はリラックスして出来た。今年はブラジリアンや若手にとって素晴らしい一年になると思う」と自信満々にコメント。

R4で最も強豪が揃い激しい戦いとなったH3でエイドリアーノとビードを倒したミックは、「最後のラウンドは、みんなリッピングしていたよね。昨晩に組み合わせを見た時、多くのヒートが予想困難だなと思ったんだ。ツアーにいる全ての選手が優勝出来る実力を持っているからね」と話していました。

敗者復活戦のR5はウィゴリー、タジ、エイドリアーノ(写真下)、ビードが勝ち上がり、QFへ。



なお、一足先にQFを戦うメンバーが決まっていた『Roxy Pro Gold Coast』は、ステファニー・ギルモア(AUS)、マリア・マニュエル(HAW)、タイラー・ライト(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、シルヴァナ・リマ(BRA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(HAW)、コートニー・コンローグ(USA)、レイキー・ピーターソン(USA)がスタンバイ。

ファイナルデイのファーストコールは現地時間3月13日の7時00分(日本時間の同日6時)
2015年の開幕戦を制するのは誰なのか?
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photo: WSL Covered Images

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