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『Vans US Open of Surfing』大原洋人がファイナルデイに残った!!



カリフォルニア・ハンティントンビーチで開催中の『Vans US Open of Surfing』はファイナルデイに向けてスケジュール通りに進行。ブラッド・ガーラックや、アンディ・アイアンズの妻と息子、リンディ&アクセル他、沢山のゲストも訪れ、年に一度のお祭りを満喫!
現地時間8月1日はサイズダウン傾向の中、QS10,000のR4、ジュニアのウィメンズ、メンズのSFとファイナル。「Duct tape invitational」のファイナルが行なわれ、3名の勝者が決定。

QS10,000の注目はQSで最もグレードが高く、注目度も最高の今イベントで快進撃を続いている大原洋人(写真最上部・下)
マンオンマンに変わったR4の対戦相手は元CT選手のミッチ・クルーズ(AUS)
序盤は5.00をスコアしたミッチにリードを奪われていた大原洋人でしたが、中盤にインサイドセクションまで上手く繋いでエアーリバースをメイク。5.60をマークして逆転。更に後半にはインサイドの掘れてくるセクションで2発のビッグターンで6.33。終了間際、ミッチも良いライディングを披露しますが、ニード6.93のシチュエーションで6.43とポイントは伸びず、このクロスゲームは大原洋人に軍配が上がり、QF進出を決めました!



R2から1位通過を続けているために勝利者インタビューも慣れてきた様子。ミッチとのヒートは僅差のバトルだったけど、チャンスはどうやって掴んだの?との問いには、「スロースタートだったよね。最初に良い波に乗ってから、なかなか次が入らなかった。動きまくって波を探したんだ。後半は良いライトの波に乗れて6.33が出せた。ストークしているよ」とコメント。

ローワー・トラッセルズでのワイルドカードを手に入れ、名前が売れてきたけど、日本代表として大きな舞台に立つのはどういう気持ち?との問いには、「CTのワイルドカードを得て戦えることにストークしている。それに’US Open’でも勝ち進んでいる。とても興奮しているよ。本当に嬉しいね」と話していました。

ファイナルデイの最初のヒートとなるQFの相手はR4でハンティントンローカルのティム・レイズを敗った現在ランキング10位のライアン・カリナン(AUS)
ここまで来たら期待するのは優勝。ハンティントンビーチに日の丸がなびくのを期待しましょう!



大原洋人と共に快進撃を続けているハンティントンローカルの五十嵐カノア(USA・写真上)は、トップ34のメンバー、アダム・メリング(AUS)を相手にローカルナレッジを十分に活かして6ポイント台を2本まとめて僅差でラウンドアップ。
蛍光グリーンのウェットスーツが曇空のカリフォルニアで一層目立っていました。

「Quiksilver」のフルサポートを受けているカノアのコーチは元CT選手のジェイク・パターソン。経験豊富な彼のアドバイスが現在ランキング25位という好成績の大きな助けになっていることは間違いないでしょう。



サイズダウンの影響で前日までと比べるとスコアは伸びなかったものの、今イベントのディフェンディングチャンピオン、フィリッペ・トレド(BRA・写真上)のエアーショーはこの日も続行。
序盤にインサイドのクローズセクションに狙いを絞ったフルローテーションで8.00を含むトータル14.50。難なくQF行きのチケットを獲得していました。

この日のハンティントンビーチのようなコンディションでは、抵抗になるリーシュコードを着用しない選手が多いのですが、フィリッペもその1人。その件について最初に尋ねられると、「リーシュコードが無くても大丈夫な自信があるからね。ボードの調子が良いし、波が小さいってこともある。ノーリーシュでどれだけの違いがあるかは分からないけど、今日は必要ないね」

ディフェンディングチャンピオンとして挑んでいる今シーズンの『Vans US Open of Surfing』
アプローチの仕方などに違いはあるの?との問いには、「昨年はとても楽しかったね。今年も全ての友人、家族と共に再びここカリフォルニアに戻ってきてベストボードにも恵まれている。とても楽しんでいるし、最高の時間を過ごしているよ」

社交家でもある彼の優勝を望む人は多く、明日の夜は大きなパーティーが開かれるんじゃない?とのインタビュアーの締めと’ノーリーシュ、高く飛べ!’の言葉。
彼が大本命なのは変わりありませんが、この日のハイエストスコア並びにハイエストヒートスコアを出したコロヘ・アンディーノや、ネイザン・ヨーマンズといったフィリッペが移住してきたサンクレメンテを代表するローカルの存在も忘れてはいけません。

大原洋人、五十嵐カノアを交えたファイナルデイ。ウィメンズCT第6戦も同時にクライマックスを迎える日本時間深夜のライブ中継に釘付けになりそうです。


(ジュニア表彰台)

QS10,000のR4の後に行なわれたジュニアはグリフィン・コーラピント(USA)、ウィメンズはキャロライン・マークス(USA)が優勝。
メンズはカノアが優勝まであと一歩でしたが、グリフィンが僅かに上回り、主役の座を奪われてしまい、ファイナル終了後はラインナップで佇んでいたのが印象的でした。
新井洋人は3位でフィニッシュしています。

オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によるとファイナルデイは新しい南南西のグランドスウェルが入る予報ながら大きなサイズ変化は無さそう。
ライブ中継は日本時間の夜中12時から早朝にかけて配信されます。


(3年連続優勝のジャスティン)

『Vans US Open of Surfing』
メンズジュニア結果
1位 グリフィン・コーラピント(USA)
2位 五十嵐カノア(USA)
3位 新井洋人(JPN)
4位 カム・リチャーズ(USA)

ウィメンズジュニア結果
1位 キャロライン・マークス(USA)
2位 ミアー・コリンズ(USA)
3位 ホリー・ウォーン(AUS)
4位 フランキー・ハレアー(USA)

「Duct tape invitational」結果
1位 ジャスティン、クウィンタル(USA)
2位 トミー・ウィッツ(USA)
3位 トロイ・マザーヘッド(USA)
4位 カイ・エリス・フリント(USA)

『Vans US Open of Surfing』公式サイト

WSL公式サイト

photo: WSL Covered Images

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