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『Rip Curl Pro Bells beach』メンズR1はトップシードが次々と勝ち上がる!

 

毎年イースターホリデーに行なわれるオーストラリア・ベルズでの『Rip Curl Pro Bells beach』
ウィメンズが一足先に開幕していましたが、2日間のレイデイの後、現地時間4月19日にメンズもスタート!
ウィメンズのR1が行なわれたリンコンよりも手前で割れるボウルズでR1の12ヒートを消化後、リンコンへ移動してR2に突入。
しかし、コンディションが悪く、僅か2ヒートでこの日のスケジュールは終了しました。

イースターホリデーとは日本で言うゴールデンウィークのような大型連休。予約無しではホテルやモーテルに泊まるのも困難なほど多くの国民が休暇を楽しむ期間。当然会場のベルズにも驚くような数のギャラリーが集まり、選手達はサイン攻めに合っていました。

公式4-6ftレンジと十分なサイズがあったオープニングデイでしたが、トリッキーなコンディションにスコアが伸びる波が少なく、ハイスコアも8ポイント台止まり。トップシードのジョエル・パーキンソン(AUS)、ケリー・スレーター(USA・写真最上部・下)の両者は後半まで追い込まれ、土壇場で逆転というハラハラするような展開に...。

マーガレットリバーでツアー初優勝を決めたミシェル・ボウレズ(PYF)に関しては持ち前のパワフルなマニューバーを披露しながらも、アリッツ・アランブルー(ESP)に逆転され、R2行きを強いられていました。

R1でコロヘ・アンディーノ(USA)とワイルドカードのジェイコブ・ウィルコック(AUS)をなんとか倒したケリーは、「数日前にサーフィンしてサーフボードも良いんだけど、今日に関しては調子悪いね。ベルズは1年振りだから、まだ暗い内からパドルアウトしたんだ。今回は少し準備が足りず、ナーバスになったヒートだったよ」と渋い顔でコメントを残していました。

 

R1の前半はジョエル、ケリーに加え、ビード・ダービッジ(AUS)、セバスチャン・ズィーツ(HAW)、タジ・バロウ(AUS)、ミック・ファニング(AUS)がラウンドアップした一方、マーガレットリバーでファイナルまで進んだジョシュ・カー(AUS)や、昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤー並びに今イベントでファイナルまで残ったナット・ヤング(USA・写真下)が敗退。
両者は敗者復活戦のR2でワイルドカードを対戦し、リカバリーを果たしていました。

 

R1後半ではガブリエル・メディナ(BRA)、ミゲル・プーポ(BRA)、トラビス・ロギー(ZAF)の3人のグーフィーフッターが対決。開幕戦を制してカレントリーダーの座もキープしているガブリエルが後半にプライオリティを利用してセットをキャッチ。インサイドまでメイクして逆転に成功。まずはやるべき仕事をこなし、ブラジリアン初のワールドチャンピオンに向けてまた一歩前進しました。

「ベルズは凄いことになっているね。沢山の観客、ブラジリアンの仲間達。それに自分のスポンサーのイベント。最高の気分だよ」とガブリエル。
過去のベルズでのタイトルを振り返ってもトム・キャロル、ダミアン・ハードマン以降、最後にグーフィーフッターで優勝したのはオッキーことマーク・オクルーポの1998年。
グーフィーフッターには不利なイベントですが、才能溢れるガブリエルにとっては逆に歴史を変えるチャンスなのかもしれません。

 

後輩ブラジリアンの活躍を横目に見ながらパドルアウトしたエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は今イベントのディフェンディングチャンピオン。表彰台ではトロフィーのベルを豪快に鳴らし過ぎてしまい、壊してしまうほど興奮していたのが印象的でした。
怪我から復帰したオーウェン・ライト(AUS・写真上)、マット・ウィルキンソン(AUS)の二人のグーフィーフッターに挟まれながらも、一本目でスピード&フローを意識したライディングで7.83をスコアしていたエイドリアーノでしたが、バックアップスコアを伸ばすことが出来ず、オーウェンにR3進出を奪われてしまうことに...。
とは言え、イベントはまだ始まったばかり。R2で素晴らしいファイトを見せてくれることでしょう。

復帰後初のR1通過を果たしたオーウェンは、「今年初のR1通過、凄い嬉しいね。スナッパーロックスとマーガレットリバーではしくじってしまったし、今のオレにとってここを通過することはとても重要さ。フリーサーフィン中にサーフボードを折ってしまったけど、パーフェクトなセットに乗れて気分は良かったよ」と話していました。

その他にジョーディ・スミス(ZAF)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、C.J・ホブグッド(USA)などが1位通過でR3行きを決めた一方、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)やルーキーのミッチ・クルーズ(AUS)、ディオン・アトキンソン(AUS)などがR2行きに。

ネクストコールは現地時間4月20日の朝7時00分(日本時間の同日6時00分)
予想では新しく入った西南西ウネリのピークは19日となり、20日〜週明けはアベレージ3-4ftレンジで比較的風の影響は少ない見込み。

ASP公式サイト

 



photo: ASP Covered Images

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