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アンディ・アイアンズ逝去





日本時間11月3日の早朝、信じられないニュースが入ってきました。

アンディ・アイアンズがデング熱によって亡くなったと...。

アンディはASPワールドツアー第9戦『Rip Curl Pro Search』のためにプエルトリコに滞在していましたが、体調の悪化によりR1をキャンセルし、急遽ハワイに戻る途中、テキサス州・ダラスのホテルで亡くなったそうです。

1978年に生まれたアンディはジュニア時代から弟のブルースと共にワールドレベルのコンテストで頭角を現し、1998年にASPワールドツアーのルーキーとしてデビュー。
優勝回数は20回。3度のワールドタイトルと4度のトリプルクラウン獲得という輝かしい成績を残しています。

今シーズン、10度目のワールドタイトルを手に入れようとしているケリー・スレーターとのライバル関係は今でも語り継がれるほど激しく、多くのASPファンを楽しませてくれました。

しかし、栄光の裏には、とてつもないプレッシャーがあり、2009年は精神的な理由から1シーズンオフをとり、今シーズンはASPから特別にワイルドカードを貰って復帰。
シーズン当初はリズムが合わなかったものの、第5戦のタヒチでは2007年のチリ戦以来、久々の優勝を決めてファンだけでなく戦いの相手である選手達でさえアンディの完全復活を喜んでいました。

まだ32歳という若さで逝ってしまったアンディの訃報を聞いて、世界中のサーファーがショックを受けたと思います。
そして、あのスタイリッシュなサーフィンが頭の中を駆け巡り、信じられないという気持ちと同時に人間が必ず対面する「死」をリアルに感じたことでしょう。

R.I.P. Andy Irons


現地時間11月3日、プエルトリコで追悼セレモニーが行なわれました。
『Rip Curl Pro Search』は5日に再開される予定。


ASP公式サイト


photo: ASP Covered Images

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